左:ユニクロ/右上:ワークマン(ワッフル生地)/右下:ワークマン(天竺生地)
 夏の定番である「白Tシャツ」。テイストを選ばない人気商品ですが、ヨレや汚れが気になって毎年買い替える人も多いのではないでしょうか?

 そこで今回は、ユニクロワークマンの白Tシャツを徹底的に比較します。

◆1枚あたりだとユニクロのほうが1010円も高い!

 今回比較するのは、ユニクロの「クルーネックT」(税込1500円)とワークマンの「DAYS Tシャツ 2P」(税込980円)。

 ユニクロワークマンもホームページを見てみると、1枚で着てもインナーとして着ても良い商品だと記載があります。計算してみると1枚あたりの価格は、ユニクロが1500円なのに対して、天竺生地とワッフル生地のTシャツが1枚ずつの合計2枚入ったワークマンは、1枚490円の安さ!

 どちらもこれからの季節にぴったりの白Tシャツですが、どんな違いがあるのでしょうか。

◆サイズやカラー展開をチェック

ユニクロ「クルーネックT」
価格:1500円(税込)
カラー:ホワイト、ダークグリーン、ブラック、ピンク、ベージュ、ブラウン、イエロー、グリーン、ネイビー、パープル
サイズ:XS、S、M、L、LL、XL、XXL、3XL
素材:綿100%

ワークマン「レディースデイズTシャツ2枚組」
価格:980円(税込)
カラー:オフセット、グレージュセット、ブラックセット
サイズ:M、L、LL
素材:天竺 ポリエステル100%/ワッフル ポリエステル95%、ポリウレタン5%

 ユニクロのクルーネックTは、定番商品なのでカラー展開が10種類もあります。一方のワークマンは、シンプルで合わせやすい3色展開。今回、筆者はどちらもLサイズを購入しました。

 店舗へ向かってみると、ユニクロのほうは分かりやすい場所に10種類のカラーが並んでいて、ワークマンは2枚のTシャツが畳まれた状態で透明の袋に入っていました。

◆見た目はベーシックな白T!

 見た目は3枚とも、ベーシックな白Tですね。今回は同じLサイズを購入したので、いろいろな箇所のサイズを比べてみましょう。

 ユニクロは身丈が63.5cm、ワークマンは62cmとほとんど同じ長さです。身幅はユニクロが46cmで、ワークマンが50cmと4cmの差がありました。ワークマンの2枚のTシャツは同じサイズです。

 口コミにもありましたが、ワークマンの他商品のサイズ感と比べるとタイトな作りになっているようです。いつもよりワンサイズ上を買うのが良さそう。

◆触った感触と透け感もチェック!

 触った感触は、ユニクロはしっとりとして柔らかい感触。透け感はほとんどなく、綿100%で肌に優しい肌触りだと感じました。

 ワークマンは、天竺生地はサラッとした感触、シワになりにくく着やすそう。ワッフル生地は天竺生地より厚めですが、どちらも薄い生地です。

 裾から手を入れて、透け感もチェックしてみました。

 ユニクロは、手を入れるとよくみないと指の形が分からないという程度。ワークマンの2種類は、どちらもはっきりと指の形が見えました。

◆洗濯表記もチェック!

 ユニクロは、アイロンがかけられます。ワークマンは、ワッフル生地はアイロンがNGで、天竺生地はあて布をしてアイロンOKです。他の特徴としては、ユニクロは酸素系の漂白剤、例えばオキシクリーンやワイドハイターなどが使用可能ですが、ワークマンは漂白剤を使えません。

◆筆者が着てみました

 157cmの筆者が、購入した3枚を着てみました。透け感が分かりやすいように、インナーにはタンクトップを着ています。

 ユニクロのクルーネックTは、インナーが透けずに着用できましたが、ワークマンはどちらもインナーがはっきりと透けて見えています。ワークマンの商品紹介には、「1枚でももちろん!」着用できると記載がありましたが、白色を選ぶならインナーが透けても良いタイプを着るのが良いと思います。

 これからの季節にはワークマンならインナー使いし、1枚で着るならユニクロが良さそうです。ワークマンの価格なら、3色買いするのもいいかも。どちらもカラーやサイズによって在庫が変わるので、気になる方はそれぞれチェックしてみてください。

<文・撮影/木村ひかる>

【木村ひかる】
湘南在住の編集者/ライター。4人の子どもを出産後、独学でライターに転身。多数のメディアにコラムを寄稿している。「自分が読みたい記事」を書くのがモットー。
Twitter:@hikaru___kimura、Instagram:@hikaru.writer