「東京カレンダーWEB」の1週間分のランキングから、人気記事ベスト5をご紹介!

“年前に破局した元カノから手渡されたあるモノ”に“仲良しグループでハワイ旅行に行った代理店勤務・26歳女の本音”から“27歳女が触れてしまった、西麻布の闇”まで。さて、栄えあるベスト1は?



★第1位
3年前に破局した元カノから突然の呼び出し。カフェで再会したら“あるモノ”を手渡され…

美紀はパッと顔を上げると、少し楽しそうに続けた。

「ピラティスの生徒さんで、最近初めてボルダリングをしたっていう人がいたなーって」
「へぇー、ボルダリング流行ってきてるのかな?」
「どうだろうね。その生徒さん、近々カフェをオープンするんだって!私たちより年下なんだよ、すごいよね」

― それって、もしかして香澄…?まさか、そんなわけないか。

僕が自分の自意識過剰さを打ち消していると、白い紙袋が視界を遮った。

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★第2位
「22時までに夜桜を見たい」地方出張中に上司を先に帰らせ、意中の彼女と…

最後のデザート、弘前のリンゴを使ったアップルパイが出てきた頃には、教授は座ったまま、うとうととし始めていた。それでもまだ飲むと言った教授を、明日もありますからと帰宅を促し、タクシーに乗せることに成功したのだ。

― 教授、すみません……!!

心の中で謝りながら、大輝は運転手に紙に書いた教授の実家の住所を渡した。走り去るタクシーを見送ってから京子を振り返る。

「……もう今日は解散、なんて言いませんよね…?」

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★第3位
「同期といるのしんどい」仲良しグループでハワイ旅行に行った代理店勤務・26歳女の本音

「あー楽しかった」

あえて声に出して言ってみたが、薫は自分の声の薄っぺらさに笑えてしまう。

― いや…楽しい瞬間もあったけど、それ以上に疲れちゃったな…。

“いつメン”の同期女子6人での、ハワイ旅行。年末恒例のクリスマス会で急遽決定し、勢いのままその場で予約した。そのときから、薫は正直気乗りしていなかった。

― 無理やり彼女たちに合わせて、海外旅行なんて行かなきゃよかったな。

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★第4位
「まさか元カレに会ってた?」表参道で彼女と同棲中の30歳男。深夜に気づいた、異変とは

美波が洗い物を終えて戻ってきたところで、圭也はソファの脇に隠していた包みを取り出した。

「美波。合格おめでとう。はい、プレゼント」

美波に差し出すと、ポカンとした表情を浮かべる。

「受かったんだろう?試験」
「え、ええっ!なんでわかったの…?」

美波は目を丸くして驚いた。

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★第5位
「港区に住むなら、絶対知っておくべきコトは…」27歳女が触れてしまった、西麻布の闇

「結局、どこに住んでも100%安全なんてことはありえないんだから、常に危機管理と自己責任ね」

長い海外生活で、強盗未遂や発砲事件に巻き込まれてもサバイブしてきた友香の言葉の説得力はすさまじく、私はそれまでの自分の幼さを反省したはずだったのに。

愛さん、雄大さん、大輝くんたちといたおかげで楽しく安全だったのだな…と、改めて気を付けようと思っていると、雄大さんが、ついでだからもう1つ言っとくと、と大輝くんを見た。

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