左目に大きなあざがある依頼者/画像提供:宮野シンイチさん

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子供の頃から漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。Twitterにて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせて新たな人生の一歩を手助けする実話を基に描かれた作品だ。今回は、Twitterに投稿されている中から「夜逃げ屋日記」の第7話を紹介するとともに、著者に夜逃げ屋日記の見どころなどについても伺った。

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今回の依頼者は、石田理恵さん36歳と息子のトモキ君14歳。旦那さんはPTA会長など、なんでもこなす人格者として知られているが、家庭内では妻や息子に暴力を振るっているという噂がある。その状況が耐えられなくなり、今回夜逃げを依頼してきたという。

スタッフたちは今回の仕事の流れを確認し、ようやく現場に到着。依頼者の状況は話では聞いていたが、いざ現場に行くと異様な雰囲気に包まれていると感じる…。すると理恵さんが玄関のドアを開けてくれて、スタッフたちを出迎える。

理恵さんの左目には大きなあざがあり、その深刻な状況を物語っている。スタッフの宮野が理恵さんを手当てしようとするも、「私のことはいいので、早く夜逃げさせてください」とお願いされてしまう。スタッフたちは早速作業を始めることに。

宮野は社長の指示で、理恵さんと一緒に梱包作業を担当。宮野は正直タンスなどの大物を運びたかったが、スタッフの一人が「社長はこの夜逃げで君に何かを感じ取ってほしいんや」と宮野に伝える。社長に期待されたと感じた宮野は、「梱包は任せてください!」と胸を張って仕事にとりかかる。

現在も夜逃げ屋のスタッフとしての顔を持つ宮野シンイチさん。著者に夜逃げ屋日記の見どころなどについてインタビューした。

――「夜逃げ屋日記」の書籍化おめでとうございます!読者にメッセージをお願いします。

ありがとうございます!ここまでの道のりが本当に長くて、何度もへこたれそうになりましたが、フォロワーさんたちの支えのおかげで、ここまで来ることができました。自分は本当に幸せ者です。感謝の気持ちでいっぱいです!

――「夜逃げ屋日記」の見どころについて、お聞かせください。

もちろん、全部見どころなんですが一つ挙げるとするなら、45ページの描き下ろしです!心を込めて描いたので、お手にとってぜひ読んでみてください。よろしくお願いします!

「夜逃げ屋日記」は2023年6月22日より書籍が発売中。Twitterで投稿している作品以外に、描き下ろし45ページ以上を収録。今後もますます目が離せない!

取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)