着続けるだけで姿勢を補正、ウェルネスD2Cのテンシャルが「Body Care Inner」を開発

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D2Cのウェルネスブランド「テンシャル(TENTIAL)」が、新たに姿勢補正インナー「Body Care Inner」を開発した。理学療法士が全面監修を手掛け、正しい姿勢に導くサポート構造を備えたほか、毎日気軽に使える製品を目指したという。

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 Body Care Innerは、Tシャツ(7700円)とショートパンツ(5500円/いずれも税込)の2型を用意。肩甲骨や腕の根本、骨盤を引っ張り上げるほか、背筋の負担軽減や背骨を伸びやすくするなど、姿勢を正すためのサポートを上下合わせて12パーツに施している。開発には7〜8ヶ月ほどを要した。「長期間、継続的に使うことでからだが学習する」(商品開発責任者の相川和也氏)とし、同社独自の検証結果によると、着用し続けたことで顔の突き出しや骨盤の傾き、背中の曲がり具合が改善されたという。主に男性向けに開発されたものだが女性も着用可能とし、サイズはSからXLまでの4サイズを展開する。

 一般発売は4月27日。これに先駆けてクラウドファンディングサイト「タイムライン(TIMELINE)」では今年2月にプロジェクトを立ち上げており、初日に630万円超の支援金を得た。また、2月15日から現在まで約1ヶ月半の支援総額は1200万円を超え、同プラットフォームにおいて過去最高額を記録した。累計15万枚を売り上げた同ブランドのリカバリーウェアシリーズ「BAKUNE」を上回る反響を受け、相川氏は「BAKUNEと同じくらいのポテンシャルが眠っているのでは」と期待を寄せる。今後は女性にフォーカスしたBody Care Innerの開発を検討する。

 このほか、今月開いたプレスカンファレンスでは2023年春夏シーズンの新作として、BAKUNEシリーズからストレッチ性や軽量性に優れた新素材を採用した「BAKUNE RECOVERY WEAR Dry Mesh」(4月13日発売)と、特許技術「キュボイドバランス理論」で体幹と姿勢を安定させるスライド型サンダル「Conditioning Sandal Slide」(6月8日発売)を発表。中西裕太郎 代表取締役CEOはウェルネスからヘルスケアカンパニーとして成長させていく考えを示した。