こんにちは。カメラマンの南谷有美です。前回、一人旅中の現地での楽しみ方の一つとしてご紹介した写真撮影。スマホでも簡単に写真が撮れる時代となりましたが、よりきれいな写真や動画を記録として残しておきたいという方も多いのではないでしょうか。今回は、旅に適したカメラの選び方をご紹介していきたいと思います。

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カメラを持っていく意味って?

そもそもカメラを持つ意味はあるのでしょうか。値段が高いし、重くて荷物になるし、使いこなすまでが大変だし…。一見、非効率に思える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私はスマホとは別に、カメラを持つことにとても意味があると思っています。それは、「スマホでは撮影できない写真」を撮ることができるからです。

現在のスマホは、きれいな写真を撮ることができます。動画では4K対応のものも増え、カメラマンとしての仕事がなくなってしまうのではないかと、私自身不安になってしまうこともあります(笑)。

しかし、スマホには得意な被写体と、そうではない被写体があるのです。スマホが得意ではない被写体には、海中や星、夜景、動きの速いもの、遠くにあるもの等が挙げられます。得意な被写体はスマホに任せ、そうでない被写体のときにカメラで補うという形で活用するのがおすすめです。

旅に適したカメラとは

旅に適したカメラとは、どのようなものでしょうか。色々な種類のカメラがあるので迷ってしまう…という方も多いのではないかと思います。カメラを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介しますので、是非参考にしてください。

コンパクトさ

カメラが旅の負担にならないように、持ち運びに適したコンパクトなカメラがおすすめです。

「カメラと言えば、やっぱり一眼レフじゃないと」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ミラーレス一眼やコンデジなど、コンパクトで高性能なカメラも近年では増えています。ミラーレス一眼だとOLYMPUSのPENシリーズが、初心者の方でも使いやすいと思います。

ズーム機能の充実

旅の中ではしばしば、ズーム機能が必要になるシーンがあります。被写体までズームできなかったり、ズームしたことにより画質が荒れてしまったりすると、悲しいですよね。しっかりと仕様を確認してから、購入するようにしましょう。

ズームは「24-105mm」といった数値で表されています。一般的に50mmが人が目にする世界で、それより小さい数値を広角、それより大きい数値を望遠と言います。広角はスマホも得意分野なので特に気にせず…、望遠は200mmくらいはあった方が安心だと思います。おすすめは、SONYのCyber-shotシリーズ。幅広い撮影領域をカバーしてくれます。

防水機能

海の中で撮影するときは、専用のカメラを使う必要があります。一眼レフもありますが、コンデジがおすすめです。私の一押しは、OLYMPUSの「Tough」シリーズ。F2.0の明るいレンズなので、暗めの水中でもきれいに撮影することができます。アウトドア全般にも最適なカメラです。

動画も撮れる

動画も撮りたいという方は、動画の機能もチェックしましょう。おすすめは、「GoPro」。旅のカメラとしては、すっかり定番となっている製品です。「GoPro」ならではの世界観が素敵で、私も愛用しています。

旅のおともを探してみよう

今回は、旅に適したカメラの選び方についてご紹介しました。

カメラの購入を検討する際に大切になのは、どのような用途で使いたいのかいうことです。撮りたいシーンや被写体をイメージすることで、選択肢は狭まってきます。自分だけの旅のおともを、是非探してみてください。

写真・文/南谷有美
フリーランス カメラマン。名古屋を拠点に仕事をしていたが、2018年から各地を巡る旅人に。訪れた地域やワーケーションに関する情報などを、発信している。