イイ女なら絶対にやらない!LINEの返信をしない「忙しい男」に女がしてはいけないこと
恋とは、どうしてこうも難しいのだろうか。
せっかく素敵な出会いをしても、相手に「また会いたい」と思わせない限り、デートにも交際にも発展しない。
仮に、順調に駒を進められても、ある日突然別れを突き付けられることもある。
しかし一見複雑に絡み合った恋愛でも、そこには法則があり、理由がある。
どうしたら、恋のチャンスを次のステップへ持っていけるのか、一緒に学んでいこう。
今回は忙しくて会えず、返信も遅い彼の本心とは?という宿題を出していた。
-優香:お仕事お疲れ様!今週も忙しいかな?会える時間、ある?
優香からのLINEを見て、僕はため息をついた。
返信をすべきだとは分かっている。けれども、仕事が忙しいとつい後回しにしがちだ。
「返信しないとなぁ」
そう呟きながら、僕はそのまま何もせずにポケットにスマホをしまい込んだ。
男が“忙しい”と言う時。それは本当に忙しいし、いちいちLINEなんて返せない立場に置かれていることが多い。
けれども、本当に一秒たりとも返信する時間がないかと聞かれたら、答えはNOになる。
返そうと思えば返せるのだが、どうして返信しないのか?そして“忙しい”をいつも言う男の本音は、何なのか?
その答えは、意外に簡単なのだ。
男の言う“忙しい”はどこまで信じるべきなのか?
解説1:忙しい時はそっと放置して、見守っていてほしい
優香と出会ったのは食事会だった。スタイルも良くて可愛い優香に、僕は初対面から好印象を持った。
「優香ちゃんの職場は赤坂なんだ。何の仕事をしているの?」
「私は広告系の会社の受付をしています。孝之さんの職場はどちらなんですか?」
「受付かぁ〜華やかそうな世界だね。僕の職場は六本木だよ」
今時の可愛らしい女の子、という言葉がぴったりの優香。華やかな雰囲気で、しかも会話も合った。
そして嬉しいことに彼女の方から積極的に何度か誘ってきてくれ、僕たちはデートをしてから交際することになった。
けれども僕は、段々と優香に対して言いたいことが溜まってきてしまったのだ。
それは、交際して間もなく「セルリアンタワー東急ホテル」にオープンしたばかりの『鉄板焼 桜-SAKURA-』で食事をしている時だった。
「孝之って、LINEの返信遅いよね」
美味しく「和牛の鉄板焼き」を食べている時に、優香は急に怒り始めた。あまりにも突然だったので、一瞬なんのことだか分からなかったほどだ。
「あ〜遅い方かも。ごめん」
「いいんだけどさ。女の子はLINEを貰えるだけで嬉しいものなんだよ」
「だよなぁ。でも忙しいと、つい返信とか放置しがちで」
どうやら優香は、僕の返信が遅いことに怒っているようだ。
だが言わせてもらうと、優香のLINEは特に内容もなく、急ぎで返信が必要なものでもない。
加えて、僕の中には“恋人と毎日連絡を取る”という発想はない。用事がある時には連絡をすれば良いし、話したいことがあれば会った時に話せばいいと思っていた。
けれども女性、特に優香の考え方は違うようだ。
「孝之って、仕事が本当に忙しそうだね」
「今は特に忙しいかなぁ」
仕事がピークの時は、家へ帰って早く寝たいし、LINEを打つ時間すら惜しい時もある。
「息抜きとかできているの?」
「会社帰りに近くのバーに寄って一杯飲んだりしたら、それで結構リフレッシュにはなるかな。でも平日はあまり飲まないから週末限定だけど」
平日は極力飲まないようにしているが、週末くらいは一人でぼけっと息抜きがしたい。近所にある顔なじみのバーは、一人でもリラックスして飲めるので、僕はあの空間が好きだった。
しかし、その行動も優香は納得がいかないようだ。
「そんなバーへ行く時間があるなら、なんで私に会ってくれないの?」
-え・・・?
そう言われてから、初めて気がついた。
「行きつけのバーで一人で飲む」時間と、「彼女と会う」時間が、彼女にとっては別物ではないようだ。それぞれ別の大切な時間であり、そこは一緒にしたくはないと思っていたのだが、その発想は違うらしい。
「いや、それとこれは別時間っていうか…優香といる時に仕事の話とかしても申し訳ないし」
申し訳ないと思いつつも、久しぶりに会ったのに会えないことに対してガミガミ言われ、萎えてしまった。
そしてさらに、忙しさに加えて彼女のLINEにも問題があったのだ。
忙しい彼氏に対して送ってはいけないLINEとは?
解説2:“忙しい”のは嘘ではないが、全く返信もないのはただ愛されてないだけ
それは、電話会議で死ぬほど忙しい月曜夜のことだった。
デスクで食べる用の夕飯を、オフィスビルの下にある飲食街へ買いに行った際に何気なくスマホを見ると、優香からLINEが入っている。
-優香:今日は仕事終わりにヨガへ行ってきたよ♪孝之は?
「いや、仕事だし」
咄嗟に、LINEに突っ込んでしまう。そしてしばらく放置していると、電柱の陰からクマがじっとこちらを見ているスタンプが送られてきた。きっと返事を催促しているのだろう。
だがその後すぐに電話会議が始まり、それどころではなく、そのLINEの存在すらすっかり忘れていた。
そしてそれから5日後のことだった。
-優香:このLINE、見てるかな?生きてる?大丈夫?返信がないから、倒れていないか心配で…
僕はこのLINEを見て、思わず眉間にシワが寄ってしまった。
倒れるって何のことだろうか。一体何を言っているんだろうか。
LINEのトーク履歴を見ると、変なクマのスタンプと、そして特に返信すべきものでもないヨガの報告で終わっている。
「返信がないからってことか・・・」
優香の気持ちを察した僕は、多少面倒だと思いながらも、きちんと返信をする。
-孝之:ごめん、忙しくて返信できていなかった!
しかし次のLINEを見て、さらに萎えてしまったのだ。
-優香:良かったぁ心配したよ。ちゃんと食べてる?忙しいと思うけど、お仕事頑張ってね!!あと、来週末も忙しい?全然会えないから、会いたいなぁと思って♡
何だろうか、この圧は・・・。心配してくれているのは嬉しいし有難いのだけれども、そんなに畳み掛けられると、逃げ腰になってしまう。
忙しい時にそれを責められるのは、残念な気持ちにもなるし、更に返信する気が失せていくのだ。
そしてこの時に気がついたのだが、僕はそこまで優香に時間を割こうとしていない。
そもそも、好きなのだろうか?
死ぬほど忙しいというのは嘘ではないけれど、こちらが追いかけたいほど惚れている女には1時間でもいいから会いたいと思うし、時間は作る。
けれども、優香に対してそうは思っていない自分がいる。
どんなに忙しくても大切な人ならば、スタンプ1個でもいいから返信はする。
そして、できるかぎり会えるように努力はする。忙しさが原因で振られないように、「今月は忙しいけれど、来月は時間ができる」とか、彼女の心を繋ぎ止めておけるように具体的な案を出したりするだろう。
男の“忙しい”は便利な言葉で、実際に忙しい時にも使うけれど、面倒な時のエクスキューズにも使える。
つまり全く返信がないならば、それはただの脈ナシのサインなのかもしれない。
▶NEXT:1月18日 土曜更新予定
そのデートプラン、本当に正解なの?