「気になるニット姿」

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インスピレーションを得た「あの人のニット姿」


ニットを着る日のヒントを得るべく、おなじみGISELeスタイリスト陣を総力取材! 今も変わらず惹かれるという、ミューズたちのニットスタイルをふり返り。色あせない装いの数々は、リアルタイムでも参考になるものばかり。

1.アヌーク・エーメの洗練された色合わせ



「ニットとパンツを合わせただけの素朴さが、トレンドに左右されてなくて好きです。ムダを省いたことで、キレイなグリーンも際立っててキレイ」(樋口さん)

2.抜け感が参考になるダイアナ妃のデニムルック



「プレッピーなVニットにくるぶし丈のブルージーンズ、+甲がのぞくシューズ。このダイアナ元妃の抜け感バランスがどストライクです」(高木さん)

3.マネできるダイアナ元妃のレイヤード



「金髪ショートヘアと赤いニットの組み合わせがすごくかわいい。中に白タートルを仕込むテクニックは今の気分ともマッチします」(渡邉さん)


チャーミングさと気品を兼ねる赤系ニット



ダイアナ元妃がギンガムチェックのボトムに合わせたのは、赤やピンクの存在感抜群のカラーニット。知性だけでなく甘い空気もプラスされ、親しみやすい印象に。「コンサバに傾きすぎないよう、足元はフラットシューズで引き算したバランスも見事」(渡邉さん)

4.クロエ・セヴィニーのレトロな小物づかい



「映画『ゾディアック』で見た、クロエのスタイリング。昔っぽい白ニットにハート形のペンダント合わせがキュート。細ブチ眼鏡も効いてます」(石関さん)

5.シャーリーズ・セロンのほっこりとしたレイヤード



「『スウィート・ノベンバー』のときのシャーリーズ・セロン。ふわっとしたニットガウンにざっくり編みのマフラーを巻いたゆるい感じがかわいい」(岩田さん)

6.ジュディ・ギーソンの新鮮なテイストMIX



「イギリス出身の女優、ジュディ・ギーソンのALL白に惹かれます。カジュアルなカーデを肩がけして、甘いミニボトムをくずしたところが絶妙」(石関さん)

7.ジェーン・バーキンの気どらないニット姿



「ちゃんと自分の体型に合う服を選んでいるジェーン・バーキンの格好はいつ見ても魅力的。グレーニットを軸に、近い色みでそろえたのがオシャレ」(高木さん)

8.ブリジット・バルドーのありそうでない配色



「グレーでもネイビーでもない青に、こげ茶の合わせが印象的。配色はメンズライクなのにサイズ感は女っぽい、アンバランスさにも惹かれる」(渡邉さん)


BBから学ぶ「渋色ニットと甘い装飾」



アンニュイな女らしさで一世を風靡したブリジット・バルドーらしい配色。カーキのニットをメインに、黒や茶は小物だけにとどめるのが流儀。くすみ色だけであいまいに、締め役の小物はとことん甘く。ギャップのある合わせは今見ても新鮮。

9.どシンプルが逆に目を引くオードリーの黒



「オードリーのニット姿は、やっぱり記憶に残っています。飾り気のないシンプルな黒が、彼女にそなわる品のよさを引き立たせている」(渡邉さん)

10.メグ・ライアンが着ていたアクセント役のカーデ



「私が好きなのは、『ユー・ガット・メール』のメグ・ライアン。白〜グレーのワントーンに、ブルーのカーデで色をさした着こなしがかわいい」(出口さん)

≫【全20スタイル】往年ミューズのニットスタイルを一覧で見る




【STYLIST】



・渡邉恵子さん


女性らしい配色やレイヤードの仕方に定評がある。「今欲しいのは、濃いブラウンのニットと、それに合わせるための同色のストール」

・樋口かほりさん


GISELeの表紙のスタイリングを毎号担当。「最近気になるのはメンズっぽい大きさのニットカーデ。細身のニットパンツを合わせたい」

・岩田槙子さん


旬と品のよさを織りまぜたスタイルが人気。「ネオンカラーのニットに注目しています。レザーボトム合わせだと大人っぽく着られそう」

・石関靖子さん


創刊時からGISELeを支えるベテランスタイリスト。「昨年から探し続けている、パープルのざっくりニットに今年こそ出会いたい!

・出口奈津子さん


色で遊びをとり入れるスタイリングが得意。「ブルーやグリーンなど寒色が個人的に気になる今季。ニットもキレイ色をねらっています」

・高木千智さん


メンズ服からヒントを得たセレクトが人気。「今探しているのは、太い糸で編まれたざっくりニット。ニットを主役にしたコーデがしたい」