「彼女いそう」な男性。恋愛成就までの道のりを徹底解説!

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こんにちは。「恋愛ユニバーシティ」という恋愛ポータルサイトで、電話やメールで恋に悩むさまざまな方からのご相談を受けている、心理カウンセラーのmamiと申します。

「気になる彼に何とかアプローチしたい!」という片思いのご相談も、少なくありません。

彼女はいるの……? ちゃんと確認できない場合、けっこうモヤモヤしますよね。また、自分の好意を相手に事前にさとられることも、できれば避けたいものです。

こんなときは、どうするのがいいのでしょう? 気になる相手に“彼女がいそう”なときのアプローチについて、一緒に考えていきましょう。

■“彼女がいそう”な男性の雰囲気って?


まず、“彼女がいそう”な雰囲気というのはどんなものでしょう? あなたの気になる相手は、たとえばこんな特徴を備えている人ではありませんか?

1)余裕のある雰囲気
2)やさしく気配りがある
3)ガツガツしておらず、女性に慣れている
4)女性の好きなものやトレンドにくわしい
5)全体に清潔感がある
6)ときどきお弁当を持ってくる

こういう男性は周囲から、彼女やパートナーが、「いそう」「いるでしょ」「いないわけない」、当然のことのように彼女がいると思われがち。

ですが実際には、 “もう何年も、彼女はいない”という男性は少なくありません。男性が自分でお弁当を作ることもあたりまえの時代ですし、姉妹がいれば、女性慣れしていることは、なんら不思議はありません。

ですから、“彼女がいそう”という先入観であきらめるのは、もったいないことです。

◇彼女がいそうでも、実はいない男性の特徴


私がこれまで向き合ってきた恋愛相談の経験でいうと、“彼女がいそうでいない”男性というのは、こういった方が多かったです。

・優先順位の圧倒的1位は「仕事」
・興味と関心が、異性との交際よりも、「趣味」や「友だちづきあい」
・自分のペースと自分の空間が大事
・ひとりが苦にならない、ひとりでいることが好き
・仕事で培われたコミュニケーション能力は高いが、もともとの性質は内気で奥手

ですから、なんとなく“いそうな雰囲気“ではなく、彼の実際の状況を“観察”していくことがポイントなのです。

交際中の彼女がいたら、休日にはデートするでしょう。イベントや季節の行事も一緒のことが多いはずです。たとえ会社帰りでも、女性と2人きりでは食事や飲みに行かないといった線引きをしっかりとしており、合コンに“連れられて行く”ことはあっても、積極的に参加はしない。もちろん、「彼女募集中」とも言いません。

■彼女の有無はどうやって確認すればいいの?


さて、彼女がいるかどうか、実際どうやって確認をすればいいでしょうか。私がご相談者の方に必ず言うのが、【彼にも周囲にも、好きバレしないように】ということです。

それをふまえた「彼女の有無の確認方法」を、3つご紹介します。

◇1 本人に直接聞く

本人に直接聞くときの鉄則は、明るく・むじゃきに尋ねることです。ねっとりと重くなってはいけません。「そういえば、明日の天気どうかな?」程度に、あくまで軽やかに聞くことが大事です。

◇2 周囲に聞く

共通の友人や知人に確認する場合も同様です。好きバレは絶対にNG。

「共通の友だちなのだから、打ち明けたら協力してくれるのでは?」なんて考えないように。周囲の親切や思いやりが、恋愛成就の仇(あだ)になることも、少なくないのです。

◇3 それ以外の方法

たとえば、「彼女がいる」という前提にたって彼に話をふってみる、話の流れでつっこんでみる、という方法もあります。

かわいらしいキーホルダーやおしゃれな小物に反応して、「すてきですね! 彼女さんからのプレゼントですか?」といった聞き方であれば、当人は、わざわざうそをついてごまかしたり、隠したりはしないでしょう。

■彼女がいる、彼女がいない。それぞれのアプローチ


どうでしょう。彼女がいるかどうか、確認できそうでしょうか?

彼女がいるにせよ、ラッキーなことに現在彼女はいないにせよ、いずれにしても「あなたを好きにさせる」「あなたにほれさせる」ということをがんばることです。これは、あなたから告白するとか、好きな気持ちを打ち明ける、ということではありません。

それでは、具体的なアプローチを考えていきましょう。

◇彼女なしだった場合は……


大事なのは、いきなり恋人を目指さないこと。

大人の男性には、「その女性に何らかの価値を認める前にグイグイ押してこられると、リスクに感じることもある」という特性があるのです。

ですから、彼から見た“あなたの価値”というものが大事になってきます。

「外見」のように、視覚情報として一瞬で相手に伝わる価値もあれば、やさしさや思いやり、思慮深さ、安らぎなど、ある程度の時間をかけてかかわらなければ伝わりにくい価値もあります。

これを相手にどう伝えていくか、です。

「彼の価値観にのっとって、彼を動かす必要がある」ということを念頭において、決してひとりよがりな行動をしないこと。

☆具体的なアクション6つ


・彼が参加しているサークルやクラブがある場合は、“気のないそぶりをして”、あなたも加わる
・注意深く、プライベートな話題を引き出したり、仕事や状況を通して彼をプロファイリング
・彼が何を好むのか、趣味や価値観を知り、彼がほめてほしそうな部分をほめる
・グチであってもしっかりと彼の話を聞き、劣等感をフォローしつつ、尊敬の念をさりげなく伝える
・「私はね〜」「私なら〜」と、自分をアピールしたり、「こういうのは嫌い」は公言しない
・つねに「見た目」と「中身」をみがいておく

相手が近づいて来たら、あなたも同じくらいには近づきます。でも、その距離は超えない。ちょっと離れたかな? と思ったら、あなたも同じだけ離れます。


そんな地味なアクションが何になるの?と、不安になるかもしれません。でもこれを続けていくと、あるタイミングで“状況が変わる”ものなのです。私はそれを、「ティッピングポイント」と呼んでいます。

気やすい仲間、同僚、なんとなくつながっているゆるい友だち関係から、何かが変わるタイミングがいずれ来ます。そのときを待つのです。

小説やドラマが好きな方なら、「そこで何かが動く」「ガラリと関係性が変わる」というタイミングを、これまでに何度も目撃していることと思います。彼から告白を引き出すまでがんばりましょう。

◇彼女ありだった場合は……

「恋人」というのは、けっして永遠の関係性ではありません。恋愛って、おたがいの気持ちひとつでつながってる、とても“不安定な関係”です。

本気ではじまった恋であっても、手に入ってしまったものは、いずれ“飽き”がくるもの。「こんなはずじゃなかった」と気づいたり、ともかく感情というのは移ろいやすいのです。

☆実は“彼女なし”より、成功しやすいことも!


要は、「今は彼女がいても、それはそれ」「それがいつまで続くかわからない」、といえるわけです。

あなたが下心を出さないことで、もしかしたら“彼女なし”の場合よりも、うまくいきやすいかもしれません。

「彼女いるとか、別に気にしない」「関係ない」「だって私は友だちだから」

そういうスタンスで、とことん“すぐれた女”を演じていきます。恋愛以外の理由をつけて、積極的に彼を遊びに誘うのもいいでしょう。もし断られても、気にしないことです。だって友だちだから。

・彼女にはないトキメキ(※色気ではない)や、女性らしさを感じさせる
・彼女よりも多くの点ですぐれているように努力する
・彼に罪悪感を持たせないよう、「友だち」ポジションから外れない

これらに気をつけて、「彼女なしの場合」と同じ6つのアクションを実践していきます。
この友だちの時間をゆるく楽しむことです。くれぐれも「玉砕覚悟で彼女から略奪!」なんてしないでくださいね。すべてが台なしになってしまいますから。

■タイミングを制するものが、恋愛を制する


彼には彼女がいる。

もし彼があなたのことを「いいな」と思ったら、逆にそれだけで、彼にとってあなたは、「手に入りそうで入らない距離」にいることになります。それがとても有利なのです。彼のじゃまをせず、彼の負担にならないように、「自分の価値を感じさせる期間」とわりきりましょう。

彼と彼女の恋愛にも、<3カ月><6カ月><1年>という、関係の壁があると思います。その様子をうかがいながら、こちらはタイミングを待つのです。

2人で出かける機会でも、「友だち」ポジションから外れないこと。

おさない、せまらない、楽しくすごして、あっさり解散。このくりかえしの中で、心を動かされることがあっても、あいまいに“体の関係”を持たないことは絶対の鉄則です。

もしも微妙な雰囲気になってしまったら、「付き合ってない人と、そういうことはしない」と、彼に伝えてください。もし彼が、「彼女とは別れるつもり」と言ってきたら、「別れてから聞くね」と、ニコリとほほえんで答えることです。

■もし彼が彼女と別れないままならば……


何度もデートのようなものを重ねても、盛り上がっても、彼が彼女に冷めているのに別れないままであれば、「彼女と別れて、私と付き合って欲しい」を伝えます。あいまいな返事や、お断りがほとんどではないかと思いますが、その場合は、彼の前から姿を消してしまうことです。

怖くてできないという女性も多いかもしれないですが、あなたの価値がじゅうぶん彼に伝わっていたら、彼はあなたを追いかけてくるでしょう。

いっときの勢いや欲求にまかせると、すべてを台なしにしかねません。イメージトレーニングをしながら、長期的な視点を持ってやりとげましょう。あなたの恋の成功を応援しています!

(mami)

※画像はイメージです