白髪染めの正しい頻度ってどれくらい?

白髪染めによる髪の毛への影響って?

白髪染めは、配合成分であるアルカリ剤が髪のキューティクルを開き、その隙間から液剤を浸透させて染毛を行うというメカニズムです。キューティクルに影響を及ぼすので、当然髪はダメージを受けてしまいます。

 

キューティクルが開いてしまうとどうなる?

キューティクルが開いたり剥がれたりすると、中に閉じ込められている水分やたんぱく質が流出してしまい、パサつきやきしみ、切れ毛や枝毛が増えてしまう可能性も。また剝がれ落ちたキューティクルは再生できません!

 

理想の白髪染めの頻度は2カ月ごと

白髪染めを行う理想の頻度は、2ヵ月に1回程度が良いとされています。髪の強さや太さ、頭皮の状態によって個人差はありますが、髪に負担のかかる白髪染めは、毎月ペースで行うことはおすすめできません。

 

負担の少ないヘアマニキュアやリタッチもおすすめ

ヘアマニキュアは、髪の表面をコーティングするものなので、髪への負担は少なく済みます。またリタッチも、生え際のみのカラーなので、全体染めに比べてダメージは軽減することができるでしょう。

 

そもそも白髪になる原因って何?

遺伝や年齢などによる白髪の発生

白髪は加齢による老化現象で発生するものが多いですが、弱白髪の人や子どもの白髪は、遺伝的な要因で発生することが多いと言われています。メラニン色素を体に送り出すという体質に原因があるようです。

 

精神的なストレスによるものも原因の一つ

ストレスを抱えると、活性酸素が発生すると言われています。この活性酸素は、細胞の老化を早めてしまう性質を持っているため、加齢と同じように髪色に必要なメラニンが作りだされないようになってしまうようです。

 

白髪を防ぐには紫外線にも要注意!

紫外線をたくさん浴びた場合も、活性酸素が発生されると言われています。頭皮は髪の毛に隠れてはいるものの、しっかり紫外線を浴びており、ダメージを受けやすいため、紫外線の強い夏などは要注意です。

 

過度なダイエットや栄養不足も厳禁!

ダイエットに励む人も白髪は要注意!食事制限を行う際に栄養に偏りが出たり、十分な栄養を補足しなければ、頭皮周辺の細胞を弱体化させてしまう恐れがあります。そうなると白髪や抜け毛が増える可能性も!

 

年代によって変わる白髪染めの頻度

20代の人が行う白髪染めの頻度は?

20代の人でも頻度はやはり2カ月ごとに抑えておく方が良いでしょう。ヘアカラーを過度に繰り返すと頭皮の細胞を老化させてしまう可能性も。若い人の場合生活習慣や食生活を見直すと改善されることもあるようです。

 

30代の人が行う白髪染めの頻度は?

30代半ばに差し掛かると、女性ホルモンが減少し始めると言われています。そのため白髪だけでなく、薄毛で悩まされる人も。20代に比べ頭皮もダメージが蓄積されているためやはり最低2ヵ月は開ける方が良いでしょう。

 

40代の人が行う白髪染めの頻度は?

40代は多くの人が白髪に悩まされる年代。2〜3週間ほどで生え際の白髪が目立ってきてしまうという人も多くなります。生え際はヘアマニキュアやリタッチで対処し、最低2カ月は間隔を開けた方が良いでしょう。

 

50代の人が行う白髪染めの頻度は?

50代となると男性や女性に関わらず白髪がないという人はほとんどいません。しかし伸びる量も加齢ごとに変わるため、白髪染めの頻度も減少してきます。2、3カ月ごとに染め、あとは部分染めで対応すると良いでしょう。

 

白髪染めはどこでやるべきなの?

美容院でプロの人に染めてもらう

美容院で染めるメリットは、なんといってもきれいな仕上がり。見えづらい場所もきれいに染めてくれるので、染め残しもありません。また、市販薬に比べ液剤の髪へのダメージが少なく済む点もメリットです。

 

市販の白髪染めヘアカラーを使って自宅で染める

市販剤のメリットは、安い費用で手軽に染められる点です。美容院に足を運ぶ必要もないのでいつでも簡単に染めることができます。しかし、刺激が少し強めなので、その分髪への負担が大きくなってしまうデメリットも。

 

白髪染めは専用ヘアカラーだけじゃない!

白髪染めの製品は、ヘアカラー剤だけではありません。髪を染めながらもケアもできるヘアカラートリートメントや、ヘアカラーシャンプー、ヘアマニキュアやヘナなどいろいろなタイプのものが販売されています。

 

白髪染めと上手に付き合っていくことが大切

みなさんは正しい白髪染めを行っていましたか?白髪染めもさまざまですが、間違った頻度を繰り返すと、髪を傷め白髪をさらに増やしてしまう可能性もあります。いろいろな製品を組み合わせたり、頻度を見直してみたりして上手に付き合ってくことが大切です。