みんなが浮かれてると思うなよ! 日本のハロウィンに疑問を抱く女子◯%
あと半月でハロウィン。今でこそイベントのひとつとして日本に定着しましたが、もともとは11月1日に行われるカトリック教会の祝日「万聖節」の前夜に、秋の収穫と死者の訪れを祝うのが始まりでした。本来の主旨とは異なり、コスプレやカボチャのスイーツばかりが普及している日本のハロウィン。若い女性はハロウィンを楽しみにしているイメージがありますが、そうでもないようで……。そんなハロウィンに否定的な女性の意見を聞いてみましょう!
Q.日本のハロウィンってどう思いますか? 近い感情の方をお選びください。
楽しい!大好き!……55.5%
なんでみんなあんなにはしゃぐのかわからない……44.5%
過半数の人がハロウィンは楽しいイベントと捉えています。しかし、半数近くは「ちょっと騒ぎすぎ…」と醒めた見方をしているようですね。では、「何でみんなあんなにはしゃぐのかわからない」と答えた方に詳しく意見を聞いてみました。
■日本に馴染みがないじゃん!
●そもそもハロウィンって何よ?
・「元々海外の行事なのに変」(33歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「ケルトのお祭りなので、あまり日本にルーツがない。」(32歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「日本でたとえるなら七夕と同じようなものなのに、子供がはしゃぐならまだいいが、大人がはしゃいでいるのでかっこ悪い」(33歳/金融・証券/専門職)
・「ハロウィンが一体どんな祭りなのか、由来もよくわからないし、そもそも仮装という文化が理解できない」(32歳/その他/事務系専門職)
元々は宗教のお祭りであるハロウィン。どんなイベントなのかわからないので参加しにくいという意見もありました。
●新しいものが好きな人のイベント?
・「なぜ最近になって騒いでいるのだろう・・という疑問があるから。騒ぎ出したのがつい最近な気がするので」(29歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「いつの間にハロウィンがそこまで普及したのかよく分からない。仮装に時間もお金も掛かるし、自分がやるのは面倒だから」(26歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「むりやり日本に定着させようとしている工作を感じます」(33歳/医療・福祉/専門職)
ハロウィンが日本で広く認知されてきたのは比較的最近。そのため馴染みが少なく、マスコミなどが騒ぐことに違和感がある人も多いようです。
■イベント内容に抵抗がある!
●コスプレがイヤ
・「ただのコスプレ大会に見えるから」(26歳/情報・IT/事務系専門職)
・「ただの仮装パーティーだと思うから」(31歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)
・「目立とう目立とうとしているのが、見ていて痛々しい」(32歳/建設・土木/事務系専門職)
本来、仮装をするのは魔物から身を守るために、魔物の仲間と勘違いさせて悪霊を追い払うためなのですが、日本ではコスプレ大会のイメージが強くなって、抵抗を感じる人が多いようです。
●街の秩序が乱れる
・「渋谷の若者はここ2,3年前から急に出没したが、なぜ人に迷惑をしてまでやるのかがよくわからない」(33歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「大人がバカ騒ぎしているだけで、周りに迷惑をかけ始めているのでもう少し自重したほうがいいと思うから」(27歳/金融・証券/事務系専門職)
・「ゴミを片付けないニュースを見るとうんざりする」(30歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)
子どもたちが「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれなければイタズラするぞ!)」と叫んでお菓子をねだるのは可愛いと思えますが、大人が仮装で行進したり、騒いでゴミを散らかす行為に嫌悪感を持つ人もいるようです。
ハロウィンは楽しくて大好きという女性が多い一方、まだ楽しむことに抵抗感があると感じる女性もいるようですね。人に迷惑を掛けたり街を汚すのは論外ですが、この機会に、ハロウィンの意味を知ってイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか?
(C.W.)
※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数247件(22歳〜34歳の働く女性)
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