あなたの知らないスヌーピーの秘密「ゴッホの絵を所有していた!」

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スヌーピー」は世界中で愛されているキャラクターですが、皆さんはこのかわいいワンコについてどのくらいのことを知っていますか? 今回は、あまり知られていないスヌーピーの秘密についてご紹介します。

スヌーピーは、チャールズ・モンロー・シュルツさんが描いた漫画『ピーナッツ』に登場する犬のキャラクターで、飼い主はチャーリー・ブラウンです。
でも、ただの犬ではないのです。

スヌーピーは「ビーグル犬」
スヌーピーは「白い体に黒いぶち」というふうに描かれていますが、設定ではあくまでも「ビーグル犬」です。ビーグル犬というと、普通は白、茶、黒の体毛ですので、スヌーピーがビーグル犬というと驚く人もいらっしゃるのではないでしょうか。

●チャーリー・ブラウンの名前を知らない!?
飼い主のチャーリー・ブラウンとは絶妙なコンビですが、スヌーピーはこの飼い主の名前を全然覚えません。漫画の中では人間の言うことを正確に理解している描写があるのですが、飼い主の呼び方は、ずっと「round-headed boy」(頭の丸い子)なのです(笑)。

●ウサギに友好的!?
ビーグル犬は、本来は狩猟用の犬です。特にウサギを追い掛けるために用いられた犬種なのですが、スヌーピーはその点さっぱりです。漫画の中で、チャーリー・ブラウンに「さあ、ウサギがいるよ、どうする!」とけしかけられたことがあるのですが、スヌーピーは次のコマで握手を求めに行っています(笑)。

●タイプライターをたたける!
スヌーピーは執筆活動をします。しかもタイプライターを使って! です。さんざん考えた揚げ句「the」と打ったこともあります。一言を絞り出すのにさんざん苦労するのが作家というものだそうです……。

●ショートを守っている!
飼い主のチャーリー・ブラウンは野球チームを主宰してますが、スヌーピーはそのチームでショートを守っています。相当の名手でなければできないポジションですが、実際チャーリーよりもうまいように見えます。

●ゴッホの絵を所有していた!
スヌーピーの犬小屋はとても広く、地下室にはどれだけ広いんだという空間が! 快適そうなリビングもあって、そこにはなんとゴッホの絵が飾られていたのです。しかし、犬小屋が火事に遭った際にこの名画も焼失してしまいました。

●撃墜王でもある!
スヌーピーは、小説家などいろんな職業の人になりきりますが、中でも面白いのが「撃墜王」です。第一次世界大戦の撃墜王になりきって、犬小屋を戦闘機に見立てて、宿敵レッドバロン(第一次世界大戦の撃墜王マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの異名)と空中戦を繰り広げます。

●隣の猫が嫌い!
スヌーピーは隣の家に住んでいる猫を嫌っています。また『ピーナッツ』に登場するフリーダの飼っている猫も嫌っています。猫は苦手なのかもしれません。

●閉所恐怖症
スヌーピーが犬小屋の上で寝ている絵をよく見掛けますが、これはスヌーピーが閉所恐怖症のためです。落っこちないのは、耳の筋肉が収縮して屋根をしっかり挟んでいるからなのです(作者の説明による)。

●ルートビアが好き!
「ルートビア」というと、あまり日本では評判の良い飲み物ではありませんが、スヌーピーはこれが好物です。スヌーピーの撃墜王の一連のシリーズの中に、「ルートビアホールはどこかね」というせりふがあるぐらいです。

スヌーピーは8匹兄弟!
スヌーピーは、『デイジーヒル子犬園』の生まれで、8匹兄弟です。帽子とひげが特徴の「スパイク」、ふっくらした「オラフ」などの兄弟が登場します。

いかがでしたでしょうか? 知らないこともあったのではないでしょうか? 『ピーナッツ』は新聞連載された漫画で、2000年に作者のシュルツさんが亡くなるまで続きました。もう新しい話を読むことはできませんが、これからもスヌーピーをはじめ『ピーナッツ』のメンバーは世界中で愛され続けるでしょう。

(高橋モータース@dcp)