夢の国は“糖質”だらけ! TDLで「糖質制限ダイエット」できるか試してみた
東京ディズニーランドには、甘いものや、お腹がいっぱいになる炭水化物がたくさん。
果たして、そんな夢の国で「糖質制限ダイエット」なんてできるのでしょうか。
年パス持ちがチャレンジしてきました。
■入園制限ではなく糖質制限
東京ディズニーランドで、制限。
と聞くと、多くの人が入園制限を思い浮かべ、「今日もそんなに混んでいるのねー」なんて考えるのかもしれませんが、今回の企画は混雑とは関係ありません。
制限は制限でも、“糖質” を制限します。
糖質とはなんぞや。炭水化物に多く含まれている栄養素です。つまり、ご飯・パン・麺類、トウモロコシ、芋類などが該当します。また、砂糖はほとんどが糖質で構成されています。甘いもの全般が該当します。
糖質を制限する、つまり炭水化物や甘いものをなるべく食べないようにする、ということです。かわりに、肉や魚、野菜、脂っこいものは、満足するまで食べてOK。
すると、みるみる体重が落ちていきます。
体重が増えてしまうのは、ご飯・パン・麺類や、甘いものが原因。糖質制限をしてみればわかりますが、脂っこいものや、お肉を食べて太るのって、めちゃくちゃ難しいですよ。
糖質制限ダイエットの詳細はこちら
『1ヶ月半で5kg減! リバウンドなし「糖質制限ダイエット」を習慣にする5つのコツ』 [
http://ure.pia.co.jp/articles/-/20279 ]
■糖質制限はベジタリアンと一緒で食の価値観である
夢の国でダイエットなんてするなよ、という野暮なツッコミは無しの方向でお願いします。
ええ、わかっているんですよ。私も、糖質制限をしているとは言っても、完全に断っているわけではないし、誕生日やクリスマスにはケーキを食べます。東京ディズニーランドにいるときくらい、好きに食べて飲むのもアリなんです。
でもですね、私は、糖質制限は、ダイエット法だとは思っていないんですよ。大人の事情で「糖質制限ダイエット」と書いてはいますが、食の価値観だと思うんですよ。ベジタリアンの人が、東京ディズニーランドに遊びに来たからといって、肉をモリモリ食べると思いますか? 食べないでしょう?
炭水化物は、実は必須栄養素ではなく、糖(と食物繊維)を補給するための一つの手段でしかないばかりか、栄養素としてハイスペック過ぎて、ちょっと食べ過ぎただけで体重増加に繋がる嗜好品。好んで食べようとしないのは、別に変なことじゃないと思うんですよ。
おまけに、一家で年間パスポート持ちのディズニーファンである私は、取材も含めて年間20回から30回は通うわけです。
年間30回も誕生日があったら、さすがに特別扱いはできないでしょう。私にとっては死活問題なんですよ!! ……ということにしておいてください。はい。
■でも夢の国って……糖質だらけじゃない?
さて、東京ディズニーランドの「食」と言えば、真っ先に浮かぶのがポップコーンでしょうか。原料はトウモロコシ。モロに糖質なのでダメです。チュロスはコーンスターチに小麦粉(たぶん)。砂糖(たぶん)だらけ。もちろんダメ。
ファーストフード系もおおむねダメです。ハンバーガーやピザ、丼物。トゥモローランド全滅。ラーメンにカレーもダメ。『チャイナボイジャー』『ハングリーベア・レストラン』消えた。和食も、ご飯やうどん・蕎麦が中心ならダメですね。『れすとらん北斎』アウト。
とまあ、こんな調子です。やっぱり糖質だらけ。夢の国なんだから、嗜好品だらけで当然ですよね。本当に糖質制限なんてできるのか? という感じですが。
大丈夫。勝算はあります。さっそく行ってみたいと思います。
■なぜかポップコーンに突撃する娘……
今日のチャレンジは、もうすぐ5歳になる娘と一緒です。トムソーヤ島に放つと漏れなく迷子になる、超・元気印。
好きなレギュラーショーは『ミニー・オー! ミニー』。季節イベントはハロウィーン推し。ジャスミンに仮装して、『ハピネス・イズ・ヒア』でパレード中のご本人から「見て見てアラジン。あそこにちっちゃな私がいるわ!」(勝手に脳内変換)と言われるような、小さなベテランです。
その娘、入園すると、真っ先に向かったのは、ポップコーンワゴン。
娘「買って(*'-'*)」
だからポップコーンは糖質だって!
……。
まあ仕方ないよね。この子には糖質制限は関係ないし。
■食べ歩きグルメはスプリングロールから
しかしながらこのポップコーン、意外に強敵です。大好きというわけではないけれど、目の前にあると、つい摘みたくなってしまう。
おのれポップコーン。
そこで私は、トゥーンタウンに向かうことにしました。ポップコーンの誘惑から逃れるには、自分用に食べ歩きグルメを買ってしまえばいい。
お目当てはスプリングロール。春巻きですね。皮は小麦粉なので糖質ですが、量が少ないので、これくらいならOK。
中身はエッグ&シュリンプと、チーズがトローリのピザ。卵もエビも、チーズも、タンパク質や脂質がメインの食材です。エッグ&シュリンプは、中のホワイトソースにも小麦粉が使われている可能性が高そうなので、ピザのほうがおすすめ。
ハッ! こんなことをしている場合ではなかった。まずは『スペース・マウンテン』のファストパスを取らねば!!
実は娘、やっと102cmの身長制限をクリアでき、『スペース・マウンテン』『スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』『ビッグサンダー・マウンテン』に乗れるようになったんです(ちなみに『スプラッシュ・マウンテン』の身長制限は90cm)。今日はこの3つを制覇するのが大きな目標。
パークは春休みシーズンで、学生がいっぱい。いつもならのんびりパレードやショーを待って、乗れるアトラクションを楽しむ、という感じですが、この状況ではそうもいきません。
【TDL/TDS】大混雑の“春ディズニー”空くのはこの日! 混雑状況を徹底解説 [
http://ure.pia.co.jp/articles/-/21055 ]
『スペース・マウンテン』のファストパスを取ったら、そのまま『スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』のスタンバイへ。開園直後は待ち時間が伸びにくいので狙い目なんですよね。
■ ブッフェなら余裕|クリスタルパレス・レストラン
10分待ちで乗れた『スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』の感想を聞くと、
娘「(OoO;)」
ど、どうした……。
家に帰って落ち着いてから感想を聞いたところ、「だっていきなり戦いが始まるんだもん」とのこと。宇宙旅行だと聞いていたのに、いきなり戦闘が始まるもんだから、えらくショックを受けたようだ。そりゃそうだ。ごもっとも。
さて、次は『ビッグサンダー・マウンテン』のファストパス発券をしたいところですが、まだ発券可能時間になりません。そこで、パーク内がそこそこ混雑していることもあって、早めにランチにすることにしました。
ランチはしっかり考えてありますよ。『クリスタルパレス・レストラン』。好きな料理を好きなだけ食べていいブッフェ形式なら、野菜や肉・魚を中心に選んで食べればいいだけなので、糖質制限も余裕。
ちなみに、東京ディズニーランド内でブッフェ形式なのは『クリスタルパレス・レストラン』だけですが、パークの目の前にある東京ディズニーランドホテル内『シャーウッドガーデン』ほか、ディズニー・アンバサダーホテル内『シェフ・ミッキー』、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ内『オチェーアノ』という選択肢もあります。
いやー、満腹です。糖質さえおさえれば、満腹になるまで食べても太らない(太りにくい)のが、糖質制限のいいところ。
■魚料理にサラダ!|クイーン・オブ・ハートのバンケットホール
無事に『ビッグサンダー・マウンテン』のファストパスを発券してから、ファストパスの利用時間になった『スペース・マウンテン』へ。ところが、喜び勇んで向かったものの、
娘「(;へ:)」
今度はガチで怖かったらしい。半べそ。
こりゃ、しばらくリピートはないかな、と思っていたんですが。
帰ってきて翌朝に話を聞いてみたら、「お星さまがきれいだったんだよー。5回くらい乗る!」とのこと。こどもってわからないもんですねー。
続いては、スペシャルバージョンとして公演されている『ハピネス・イズ・ヒア』の場所取り。もちろん、お目当てはジャスミン。『カントリーベア・シアター』前にポジります。
【TDL】最前列は見えにくい!? 期間限定『ハピネス・イズ・ヒア』ミッキー撮影ポイントガイド [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/21021 ]
さて、夕方少し前というところですが、お昼ご飯が早かったので、お腹が空いてきました。次は魚を食べよう、ということで、『クイーン・オブ・ハートのバンケットホール』へ。
ここは、「ビュッフェ」+「カフェテリア」の、バフェテリア方式。ブッフェはお皿に自由に料理を取れる形式ですが、バフェテリアはお皿ごとに注文する形式。こちらも、それなりに自由度が高く、糖質制限には嬉しいです。
なお、ここのキャストは、「何でもない日、おめでとうございまーす!」などと言っております。
「メカジキのグリル、トマトケイパーソース」(¥1,080)と、「シーザーサラダ」(¥680)。どうですか、これでしっかり糖質制限をしながら、お腹いっぱい。何でもない日、おめでとう。
同じように、『センターストリート・コーヒーハウス』でサーロインステーキ+サラダ、『プラザパビリオン・レストラン』で煮込みハンバーグや海老フライ、チキンのグリル+サラダ、という選択肢もあります。
■食べ歩きグルメの締めにスモークターキーレッグ
続いては、ファストパスの時間になった『ビッグサンダー・マウンテン』へ。
娘「v(≧∇≦)v イェェ~イ♪」
これは楽しかったらしい。
娘「(スピードの)速い汽車!!(*’-'*)」
もう一回乗る!と言うんですが、スタンバイでは100分以上の待ち時間だったので、断念。日も暮れてきたし、さあ帰ろっか、と話を振ると、
娘「おなかすいた(*’-'*)」
え!? さっき食べたばっかりでしょ!?
あ、でもそうだ。『ビッグサンダー・マウンテン』前には『チャックワゴン』があったのだ。
シメの糖質制限グルメはこいつで決まり。『スモークターキーレッグ』。
長蛇の列ができている場合も多いんですが、実は、『ウエスタンリバー鉄道』の線路下をくぐって左手に進むとある『ラッキーナゲット・カフェ』で売っており、こちらのほうが早く買えるケースが多いです。
『ラッキーナゲット・カフェ』にはフライドチキンも売っているので、糖質制限ができる食事どころとして利用するのもアリです。
■優秀ではあるけれど……OLCさん、もっと選択肢を!!
ということで、東京ディズニーランドでの糖質制限をやってのけました。
ほら見てよ、できるでしょ。
と言いたいところですが……ぶっちゃけ、選択肢は限られてしまいます。あくまでも体感ですが、8割くらいの飲食店が使えない、食べられない、という印象を受けています(レストランだけでなく、フードワゴンなど小さなショップも含む)。
ただ、ブッフェなら安心できるのと、残りの2割(くどいようですが体感です)の飲食店では充分に糖質制限ができるので、一般的なテーマパークやレジャー施設に比べれば、やはり遥かに優秀。さすがに東京ディズニーリゾートだな、と思うのも事実。
願わくば、オリエンタルランドさん、もっと選択肢をください!
メニューを増やすというより、切り売りをしてくれるだけで、かなり助かるんですけどね。たとえば、ハンバーグを頼んで付け合わせにポテトが乗ってくる、コース料理でパンかライスが強制的に付いてくる、となると、途端に損した気分になってしまうんですよね。ぜひよろしくお願いします!!
■今回紹介した東京ディズニーランドの施設
※メニューのラインナップは2014年2月末時点
■ミッキーのトレーラー
スプリングロール(エッグ&シュリンプ/ピザ)各¥280
■クリスタルパレス・レストラン
「東京ディズニーリゾート30thアニバーサリー」スペシャルブッフェ(3/20まで)
大人 ¥3,000
7才から12才までのお子様 ¥1,900
4才から6才までのお子様 ¥1,200
■クイーン・オブ・ハートのバンケットホール
メカジキのグリル、トマトケイパーソース¥1,080
ロティサリーチキン、ガーリック風味¥1,340?フランクステーキ、和風ソース¥1,410?ハートのハンバーグ、トマトデミグラスソース¥1,280?シーフードフライ、タルタルソース¥1,180
シーザーサラダ¥680
チキンサラダ¥930?ほか
■センターストリート・コーヒーハウス
ハンバーグステーキ、デミグラスソース ¥1,200
海老フライ、タルタルソース ¥1,280
牛サーロインステーキ ¥1,980?ミニサラダ ¥250
ハウスサラダ¥800
ほか
■プラザパビリオン・レストラン
煮込みハンバーグ¥1,100
海老フライ¥1,100?チキンのグリル¥1,100
グリーンサラダ¥380?シェフサラダ¥500
ほか
■ラッキーナゲット・カフェ
チキンバスケットセット¥990
フライドチキン(3ピース)¥630
スモークターキーレッグ¥500
ほか
こちらのレポートもどうぞ!
東京ディズニーランド&ディズニーシー混雑対策まとめ [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/15039 ]
【TDL】年間で最も混雑! 3月のディズニーランドで重宝する3つのコツ [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12905 ]
東京ディズニーリゾート30周年、フィナーレへ! “見逃し厳禁”なイベントまとめ [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/19647 ]
【糖質制限ダイエット】コストコで絶対買うべき、安くて激ウマな食品10 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/20395 ]
【糖質制限】ダイエット効果だけじゃない! 実践してわかった“スゴいメリット”5 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/21095 ]