――競技スポーツとしても楽しまれている犬ぞりに初挑戦していましたが、体験してみた感想はどうでしたか?

:昔からアラスカでは貴重な移動手段として使われていましたし、スピードが早かったです。僕がお世話になった方は、競技スポーツとして長年本格的にやられていて、犬と会話をしているような感じで動物と自然と土地とが共存しているなと感じました。

――アラスカの皆さんは、どの地域の人でも動物と自然と土地を大事にして生活されているんですね。

:そうですね。人間も動物と変わらず同じ1つの生物として見ているので、自分も変わらぬ動物として生活しているのがわかりました。

――アラスカで貴重な体験ばかりですね。日本で馴染み深い露天風呂にも入っていましたが、日本との違いはありましたか?

:何でここに温泉宿を作ったのかと思う位の町にあるんです(笑)。結構大きい露天風呂で、極寒の中なので、気持ちが良くてたまらなかったです。晴れていたらそこからオーロラが見えたりするんですが、僕は見る事が出来なくて残念でした。

――温泉に入ると安心できますよね。今回は、本当に色々なアラスカを旅して、林さんにすごくいい影響を与えてくれたみたいですね。

:それはもう数え切れないほどのものを旅から得ました。特に、イヌピアットの人達にお会いした時に、たった数時間でしたが日本人にはない愛情表現をしてくれたので、そのご家庭のものすごい温かみを感じました。家族を大切にする姿勢と生きている事にありがたみを感じて生活されているのがすごくわかりましたので、日本に帰ってもそういう事は大切にしなきゃと感じました。

――その気持ちは本当に大事ですよね。

:生きている事と、日本人である事に誇りを持って生きなきゃなと思いましたね。アラスカの3つの町を周って、どの街でも共通する事は、それぞれ皆さんが自分の町を愛していて、そこでの生活が好きで自然にも感謝している。だから、僕も自分の生まれた土地と、自分の育ってきた土地と、今生活している土地を愛して生きていきたいなと思いました。

――ありがとうございました!



林遣都さんプロフィール
1990年12月06日生まれ、滋賀県出身、O型。
中学の修学旅行中、渋谷駅でスカウトされて芸能界入り。2007年、あさのあつこ原作の青春野球映画『バッテリー』で鮮烈なデビューを飾り、日本アカデミー賞をはじめとする多くの映画賞で新人賞を獲得。以降、『ダイブ』、『風が強く吹いている』等6本の映画に主演。 ドラマでは『小公女セイラ』、『美丘』の出演がある。次世代を担う期待の若手俳優として注目されている。現在、2011林遣都オフィシャルカレンダー発売中!!

■関連リンク
林遣都 オフィシャル・ウェブサイト - 公式サイト

番組詳細
『世界水紀行スペシャル 水と氷の大地 林遣都アラスカを行く』(C)BS日テレ
◆放送:2010年12月1日(水)21:00〜22:54(第1部)
2010年12月8日(水)21:00〜21:54(第2部)
◆チャンネル:BS日テレ
◆内容:北アメリカの最北西に位置し、「氷河と白夜の世界」として知られるアラスカ。
氷河、海峡、湖・・・。水に囲まれ、「水」の持つ多種多様な恵み、美しさ、そして厳しさをダイナミックに実感できる場所です。
アラスカの白い雄大な世界を、林遣都の瑞々しい感性を通して伝えていきます。
旅は、アラスカ州の南に位置する最大都市・アンカレッジから北上し、ベーリング海へ。壮大な大自然や野生動物、昔ながらの伝統的な暮らしを続ける人々と出会い、厳寒の世界のさまざまな物語を描きます。

林遣都 - タレント情報