山道に女児がひとり…親の言葉にゾッ。その親子登山、本当に子供のため? 母が山頂で見たシビアな光景
しかし、毎日のように富士山での救助要請のニュースが後を絶たず、今年、静岡県側では富士山での7月の救助要請の件数が22件と(※)、2025年を上回るペースで推移していると言います。※静岡県警発表
高齢者や外国人観光客の無謀登山も問題視されていますが、最近増えているのが親子富士登山でのトラブル。
7月末には、親子で来ていた男子小学生が富士宮口9合目で動けなくなり、山岳遭難救助隊員に救助されています。
筆者は大学山岳部出身の父親と共に小学校3年生で富士宮口から富士山登頂、その後も趣味で登山を楽しんでいます。何度も登山を経験するなか、驚きの光景を目にすることが多々ありました。筆者自身や知人の経験から、トラブルが起きがちな「親子登山」について考えてみたいと思います。
◆登りたくないとぐずる子供に、親が1時間の説得
「登山道にうずくまっている小学校5年生くらいの子どもがいました。心配になり、自分も近くで休憩して様子を見ていたんです。
どうやら横の両親は『そんなんじゃ何もかも諦めることになるぞ』『頂上は絶対綺麗だよ』『みんなに自慢したいんでしょ』などと、登りたくないと首を振り続ける子どもを説得している様子。その後、私は登頂。たまたま剣ヶ峰の写真撮影行列でその親子と前後になり、話しかけてみました。
すると『あれから1時間ごねて、やっと登ることが出来たんです。本当に子供の成長が見えて……ここまで来れて、この子のガッツに感動しました』と母親。横の子どもがぐったりしているのを見て『すごいですね』としか言えませんでした」(50歳・女性)
子どもに「根性をつけて欲しい」「素晴らしい景色を見せたい」と思うのも教育であり、愛情でしょう。反面、嫌がる子どもを無理やり登らせて親自身の“感動ポルノ”の材料にしている可能性もあるのではないでしょうか。子供の意見もしっかり聞いてあげたいものです。
◆体調不良でも諦めず、ほか参加者は困惑
「初心者向けのガイド付きツアーに参加しました。同じグループには中学1年生の女の子と父親の親子が。その子は部活をやっており、中体連をレギュラーで勝ち進んでいる最中だったそうです。

