毛髪・美容・健康・医療のウェルネス事業をグローバル展開するアデランスは、全国の35歳〜54歳の男性208名を対象に、「ミドルエイジ男性の髪に関する意識調査」をインターネット調査で実施した。その結果、約3人に1人は20代の頃から同じ髪型であることがわかった。一方で45歳以降を境にヘアアイテムや髪型への意識が大きく変化することも明らかになった。

現在の髪の悩みを尋ねたところ、全年代で「白髪が増えた」が最も多い回答となった。「白髪が増えた」と回答した人は、35〜44歳は半数以下だったが、45〜54歳では半数を超え、45歳を境に2人に1人以上が白髪に悩んでいる様子がうかがえる。また、「髪が少なくなってきている」は、35〜39歳は34.6%だったが、年齢が上がるにつれて悩みを抱える人が減少し、50〜54歳では28.8%の人が回答している。このことから、35〜39歳が最も毛量の変化を感じ始めている世代であることが分かる。薄毛・抜け毛の要因による影響の一つに毛髪が細くなることが含まれるが、実際に、35〜39歳と比較して40歳以降は「髪が細くなった」と回答する割合が高くなっている。



現在使用しているアイテムを尋ねたところ、ニオイやフケを予防する「薬用シャンプー」(54.8%)が最も多い回答となった。次いで「育毛剤、発毛剤」(32.1%)、「シャンプーブラシ」(27.4%)が続いた。上位5位を年代別に見ると、「育毛剤、発毛剤」と回答した人が35〜39歳は21.7%であったのに対して45〜49歳では40.9%となっており、45歳を境に使用率が増加していることが分かる。また、35〜39歳のみ「薄毛対策用内服薬、サプリメント」と回答した人が他の年代に比べて多く、インナーケアにも重点を置いている様子がうかがえる。


髪型を決める際に最重要視していることを尋ねたところ、「手入れが楽であること」(33.7%)が最も多い回答となった。次いで、「自分に似合っていること」(25.0%)、「仕事に差し支えないこと」(15.4%)、「年齢に合っていること」(12.5%)が続いた。


上位5位を年齢別に見ると、40〜54歳は「手入れが楽であること」が1位であるのに対して、35〜39歳のみ「自分に似合っていること」(28.8%)が最も多い回答となった。「悩みをカバーできること」(15.4%)が3位であることからも、35〜39歳は手軽さより見た目を重要視している人が他の年代に比べて多いことが分かる。また、50〜54歳では、「見られたい容姿のイメージになっていること」(7.7%)がランクインしており、管理職に就くなど就労環境での変化が生じやすい年齢になると、自分に似合っていることに加えて、社会的イメージも意識している様子がうかがえる。


20代の頃と比較してやらなくなった髪型、施術を尋ねたところ、「20代の頃から変えていない」(33.3%)が最も多い回答となり、ミドルエイジ男性の約3人に1人が、20代にしていた髪型を現在まで継続していることが分かった。次いで、「カラー」(28.1%)、「パーマ」(24.6%)、「ブリーチ」(23.7%)が続いた。


続いて、髪型についてやらなくなった理由を尋ねたところ、「年相応を意識するようになった」(31.6%)が最も多い回答となり、次いで、「抜け毛、薄毛につながりそう」(27.2%)、「髪へのダメージを気にするようになった」(25.4%)が続いた。前問で「カラー」、「パーマ」、「ブリーチ」が上位にランクインしていることから、「抜け毛、薄毛、ダメージ」を避けるため、これらの施術をやらなくなる傾向が読み取れる。


また、上位5位を年代別に見ると、35〜44歳は「年相応を意識するようになった」が3位であるのに対して、45〜54歳では1位であることから、45歳以降は年齢を意識した髪型を選んでいることが分かる。さらに、50〜54歳のみ、「髪のボリューム不足でできなくなった」、「若い頃の髪型が似合わなくなった」がランクインしており、希望の髪型があってもできなくなってしまうケースもあるようだ。

[調査概要]
調査名:ミドルエイジ男性の髪に関する意識調査
調査対象:35歳〜54歳の男性208名(有効回答数)
調査期間:7月26日(金)〜28日(日)3日間
調査方法:インターネットアンケート
※同調査結果では、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合がある

アデランス=https://www.aderans.co.jp