食べないダイエットしかしたことがなかったので、「食べてやせる」なんて大丈夫かな?と思っていましたが、実際にやってみると本当でした!

3食しっかり食べているのに、体重も体脂肪率も減り続け、3か月で体重が-7kg、体脂肪率-7%と成果が! 現在は体重-10kg、体脂肪率-10%と記更新中です。しかも、お肌の調子もよく、睡眠の質が上がり、疲れにくくなったと思います。なにより50歳でも変われたのがびっくりです。

缶詰は調理がラクで、日持ちするのでストックしておけるのがうれしいところ。特にさば缶は魚を手軽にとれるので頻繁に使っています。食事で栄養をとっているおかげか、毎日食べていたコンビニスイーツを食べたいと思わなくなったのもうれしい変化です。

やせてから体調がとてもよくなりました! 肌がきれいになって以前は使っていたアトピーの薬も不要に。

さば缶とトマト缶と野菜を耐熱皿に入れ、チーズをかけて焼くオーブン焼きがお気に入りのメニュー>(目黒由佳さん)

手軽でおいしい缶詰こそ、ダイエッターの強い味方なんです。それでは、缶詰でやせる5つの理由をご説明しましょう!

◆1.代謝を高める良質な脂質が豊富!

さば、いわし、さけ、ツナなどの缶詰にはEPAやDHAが豊富です。

これらは「オメガ3脂肪酸」という不飽和脂肪酸で、血液をサラサラにして代謝を高める作用があります。

油は時間が経つと酸化しやすく、酸化した脂質は体によくないと言われていますが、新鮮なうちに調理・密閉した缶詰なら、酸化の少ない良質な脂質を効率よくとることができます。

◆2.青魚に含まれるEPAが、やせホルモンを分泌させる

誰もが体の中に持っている「GLP-1」というホルモンは、一定の食事量を超えると食欲を抑えてくれるストッパーの役割をし、“やせホルモン”とも呼ばれています。

さば缶やいわし缶などに含まれるEPAには、このGLP-1の分泌を促進する働きがあると言われているので、食事量が大切なダイエットにとてもいい食材なのです。

◆3.原材料がシンプルで、糖質オフメニューと相性◎

缶詰は味つけされたものではなく、水煮缶がおすすめ。

添加物が含まれず、素材と塩のシンプルな原材料でできているので健康的。うまみがたっぷりで満足感があるため、糖質を抑えたメニューでも物足りなさを感じません。

◆4.加熱処理済みで調理が簡単だから、続けやすい

ダイエットはなによりも継続することが大事。

缶詰はあらかじめ加熱処理されているので、火を通さなくても食べられるし、包丁もまな板も不要。調理の手間も時間も最小限で作れるから、ずぼらさんでも気負わず続けられます。

◆5.常温で長期保存できるから、買い置きできる

生の食材は買ってきたら早めに調理しないと、使いきれず傷んでしまうことも……。缶詰は長期保存できるので、まとめて買ってストックしておけば好きなときに使えます。

毎日買い物に行く時間のない忙しい人にもぴったり。

◆さけ缶と夏野菜のチーズ焼きレシピ

●具材を並べてトースターで焼くだけ! 溶けたチーズがたまらない

材料(2人分)

さけ缶(水煮)大1缶(180g)
トマト 1個
ズッキーニ 1/2本
ピザ用チーズ 40g
こしょう 少々

作り方

1:トマトはヘタを取り、5mm幅の半月切りにする。ズッキーニは5mm幅の輪切りにする。さけ缶は身を軽くほぐす。

2:耐熱容器にトマト、ズッキーニ、さけを交互に並べる。缶汁をかけ、ピザ用チーズをのせ、こしょうを振り、オーブントースターで10分焼く。

◎美肌、アンチエイジング、むくみ解消

[カロリー229kcal たんぱく質21.4g 糖質4.0g]

<文/松田リエ 構成/女子SPA!編集部>

【松田リエ】
看護師・保健師・食事管理ダイエット講師BelleLus株式会社代表取締役。Belle Life Style協会代表理事。
1986年生まれ、三重県在住。看護師としてがん患者の周術期のケアを担当後、保健師の資格を取得し、糖尿病の人などへの保健指導(食事・運動)に従事した。自身も53キロ→41キロにやせ、2016年、食事管理ダイエット講師として起業。ダイエット受講生2000名以上、ダイエットサポーター養成講座受講生600名以上の規模まで成長している。2児のママ。新刊『食べるほどやせる! ずぼら缶詰ダイエット』が発売中。他の著書に『ずぼらやせ! 瞬食ダイエット つくりおき&スピード10分おかず152』『コストコ瞬食ダイエット-運動ゼロで、食べてやせる。』『1日1杯でデブ味覚をリセット! やせ調味料ダイエット』など。Youtube、公式ブログ