2022年上半期もさまざまなプチプラコスメとの出会いがありました。そして、不思議なことに、色違いで欲しくなる商品が多かったのが印象的でした。

今回は、イロチ買いしたくなるほど惹かれた、2022年上半期のベストコスメ(プチプラ編)をご紹介します。

明るく艶やかに見せるハイライト

Instagramで個人的にハイライト選手権というものに数年ぶりに取り組みました。選定の基準は、明るく艶やかな美肌に見せる効果はもちろんのこと、Cゾーンにある小ジワやシミを悪目立ちさせないものとしました。

価格や形状を問わず、20個ほど試したハイライトの中から3位まで選びました。惜しくもランクインはしていないものの、今年発売されたプチプラに限定して1番素晴らしかったのが、&beの「ルミナイジングパウダー」(2420円)でした。

2色のうち迷って手に取ったのは、血色感も与えてくれるピンクベージュの「ローズグロウ」。しかし、より肌なじみが良さそうなアイボリーベージュの「ヌードグロウ」も近いうちに入手したいと考えています。

何が素晴らしかったかというと、まず粉質がしっとりとしていて肌と一体化するようにフィットすること。

そして、輝くようなツヤを与えながら立体感も生み出し、明るさまで出してくれるというスペックにも惹かれています。

抜け感を作りながら目元を引き締める凄腕アイライナー

今季のプチプラは、いつになく魅力的なアイライナーが充実していました。

かなりの数を試してみて、描きやすさとモチ、発色ともにパーフェクト級で、新しい抜け感の定義を提案してくれた、ディーアップの「エアクリームペンシル」(1320円)が筆者にとってピカイチでした。

2色とも所持していますが、これまでなかった目新しいカラーであり、好みでもあったカラーが、「シナモンブラウン」。

赤みと黄みのバランスが絶妙な明るめブラウンで、抜け感を作りながら軽やかに目元を引き締める手腕に魅せられました。

また、クリームペンシルに抱いていたベタッとする、折れやすいといったネガティブなイメージを払拭し、太さの調整は不器用な筆者でも自在にできるところも素晴らしいです。

マンネリ化しがちなメイクに「遊び心」を

ここ2年くらいで日本での注目度がアップし、SNSなどでも存在感を放つようになった中国コスメ。今季いくつか手に取ってみた中で強烈に惹かれたのが、jill leen.(ジル リーン)の「スターグリッターライナー」(1320円)でした。

年齢を重ねると、ラメは肌のアラを悪目立ちさせることもあり、難しくなります。その一方でキラキラのアイテムに目がなく、楽しむ方法を模索しているという方も多いのではないでしょうか?

そんな方に自信を持っておすすめしたいグリッター。星屑のような存在感のある煌めきですが、肌にのせたときに安っぽさを感じさせません。

また、肌のアラを悪目立ちさせることがないのも嬉しいです。それは、大小のラメを組み合わせていることと、液にそれほど色が付いていないことも関係しているかもしれません。

最初の1本は無難に肌なじみのいいクリーム色の「A15 クリームエアリーズ」を選びましたが、あまりに可愛く、気に入ったのでピンク色の「A2 ロゼヴァーゴ」とグリーンの「A11 グリーンパイシース」を買い足しました。

使い方はアイシャドウの上、アイホールの中央部分に重ねるという方法もありますが、筆者のおすすめは、下まぶたの目尻側3分の1にのみラインで入れるというもの。

マスクで暗く見えがちな目の下を明るく見せ、マンネリになりがちなメイクに遊び心まで加えてくれる素敵なアイテムとの出会いに喜んでいます。

コロナ禍でさまざまな制約を受け、誰もが何らかのストレスを感じている生活がもう2年半ほど続いています。

そのような毎日に彩りや輝きを与えてくれるものを自然に選んだ、2022年上半期ベストコスメ(プチプラ編)でした。気になる商品があれば、ぜひお試しください。

遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル