楽しいはずなのに、「この人と一緒にいるとなんだか疲れる……」「気を遣う」と思ってしまう人はいませんか? 一見いい人なのに、どこか違和感がある…… そんな人は、実は相性が悪い人なのかもしれません。今回は、相性が悪い人の見極め方と、そんな相手とどのように関われば良いかをご紹介します。

意外と多い! 相性が悪い人の見分け方

どんな人にも、相性が良い人・悪い人が存在します。もし周囲に以下のように感じる人がいたら、自分とは相性が悪いと思って良いでしょう。


話しているとイライラする

楽しい会話をしているはずなのに、話をしているとイラッとしてしまう時ありませんか? なぜか話が合わない・ノリが合わない人は、自分とは考え方が違う可能性があります。

共通点が少ない・好みが合わない人など、自分とは異なる点が多ければ多いほど、話していてもイライラする可能性が高いのです。


自分のペースと合わない気がする

話や行動のペースは、その人によって違います。同じ話題でもっと話そうと思っていたのに、突然違う話題になってしまう時……。自分の話ばかりで一方通行のように感じる時など……。自分とあまりに違うと感じるなら、相性が悪い人である可能性大です。


気まずい空気になる

どう表現したらいいかわからないけど、なんとなく気まずい空気になってしまう時も、相性が合わない可能性が高いです。相性が良いなら、ちょっとした沈黙でも心地よく感じる傾向にあるからです。

相性が悪い人なら、なかなか会話が続かないなら、どこか重い空気になっているはずです。会ったばかりならまだしも、よく知っている間柄なのに会話が続かず、気まずい空気になるなら要注意。


一緒にいて疲れる

その時は楽しいと思っていても、家に帰って来た途端、グッタリと疲れてしまうことはありませんか? そうなるのは、自分のエネルギーが相手に吸い取られている証拠です。

相手に合わせることが多かったり、色んな情報に振り回されてしまったりする傾向がある人は、エネルギーを吸い取られて疲れてしまいます。マイナスのエネルギーが大きくなる前に、自分の中で発散できる方法、もしくはエネルギーを補充する方法を理解して、実践する必要があります。


自然体でいられない

つい見栄を張ってしまう時、意地を張ってしまう時がある人がいるなら、その相手と一緒にいても自然体でいられないという証拠です。相手から圧を感じると、委縮して本来の自分を出せないことがあります。それでは、どんどん疲れてしまいますよ。


相性が悪い人が近くにいる時は?

相性が悪いことがわかると、「自分はあの人が嫌い」なんて突っ走ってしまうことがあります。でも、相性が悪い人が、必ずしも嫌いな人だとは限らないのです。では、周囲に相性の悪い人がいた場合、どのように行動すれば良いのでしょうか?


長所もあると理解する

多くの方がご存知のように、人は好み・考え方が一人ひとり違いますよね。相性が悪いというのは、そういった自分の好みや価値観など、個性の部分が合わないというだけのことです。

これは簡単に変えられるものでもなければ、変える必要があるものでもありません。また、相性が悪いとしても、自分に悪影響があると言い切ることはできません。自分とはペースもノリも違うけど、自分にはない長所を持っているというように、見方を変えてみましょう。

もしかすると、自分にはない部分を持っている「尊敬できる人」になるかもしれません。


相手を変えようとしない

相性が悪いということに気付くと、「〇〇だったらいいのに」「〇〇って言ってくれたらいいのに」と相手に直して欲しいと思ってしまう方も多いです。

仮に相手のその行動が、自分だけでなく周囲にも影響があるというなら、改めるべき点かもしれません。でも、誰にでも長所があり、短所があります。

その短所ばかりに目が向けられ、相手にばかり変わってもらおうとするのはとても難しいことなのです。相手を変えようとするのではなく、自分の感じ方を変えてみたり、期待しないようにしたりするだけでも、相手を受け止めることができるものです。


適度な距離を保つ

相性が悪い相手と、無理に一緒にいる必要はありません。もちろん、職場が一緒で完全に関わりを断つのが難しいこともあるでしょう。でも、それでストレスが溜まり、嫌いな人・苦手な人になっていく可能性があるなら、適度な距離感を大切にしてみてください。

無理をして2人で食事をしたり、会話したりする必要はありません。適度な距離感を保つことで、心の余裕が生まれ、ストレスも感じにくくなりますよ。


おわりに

友人・職場など、人との関わりの中では、相性が悪い人に出会ってしまうことも多々あります。ですが、相性が悪いからと「嫌い」「苦手」と決めつけないようにしましょう。

たとえ相手悪い人であっても、自分の考え方や味方次第で良好な関係を築くこともできるのです。先入観や自分の価値観に左右されることなく、適度な距離感を保ちながら関わる姿勢も大切にしましょうね。