髪が静電気でボワボワになってしまったときの対処法

写真拡大

冬になると日常生活のさまざまなシチュエーションの中で、静電気トラブルに遭遇することはありませんか?

ドアノブや身近な物に触れてビリッときたり、衣類を脱いだ瞬間、髪の毛がパチパチッと逆立ったりするのは困りもの。

こんな時、いったいどうすれば良いのでしょうか?

今回は、髪が静電気を起こす原因とボワボワになってしまった時の対処法についてご紹介します。

髪が静電気でボワボワになる原因

あらゆる物質には電気が存在し、プラスとマイナスの性質によってバランスの良い状態を保っています。

物質同士に摩擦が加わると、マイナス電気が物質から離れようとします。
これが「帯電」と呼ばれるものです。

離れたマイナス電気にプラス電気が再び結合しようとする瞬間、「放電」が発生します。これがビリッとする「静電気」の正体なのです。

冬になると髪に静電気が起こりやすいのは、湿度が低く空気が乾燥する季節だからです。

湿度が60%を下回ると、お肌や毛髪から水分が蒸散されやすく乾燥しやすい環境を作ります。

静電気が特に発生しやすいのが気温20℃以下、湿度25〜20%以下といわれています。

ダメージを受けた髪は、水分量が不足しているため静電気が発生しやすい状態にあり、特に水分が少ない毛先の部分に静電気が発生しやすくなります。

このように、湿度環境と髪質の関係から毛先がボワボワになってしまうのです。

ボワボワになってしまった髪はどうしたら直るの?

乾燥した空気の影響で静電気が発生している状況ですので、髪を保湿することで静電気を放電させれば元に戻ります。

外出先のトラブルなら、髪用静電気防止スプレーやヘアオイルなどがあれば理想的ですが、ヘアケア用品を携帯しない人や、今日に限って忘れてしまった…というケースもあるでしょう。

そんな時はハンドクリームがあれば代用できますよ。

手肌を潤す油分を髪に塗布することで、静電気を逃がし膨張した髪を静めることができます。

最近は、毛髪にも使える成分を配合したハンドクリームも増えています。

特に植物性のホホバオイルやスクワラン配合のハンドクリームなら、髪に少量揉み込むだけで乾燥予防と静電気防止の応急処置が可能です。

静電気を未然に防ぐ方法

まずは、静電気を起こさないように髪の水分バランスを保つことが重要です。髪のパサつきを感じたら、何より保湿ケアが大切です。

人気のアウトバストリートメント(=洗い流さないトリートメント)で傷んだ髪のメンテナンスを行いましょう。

乾燥する季節におすすめしたいのが、ツバキオイル配合のヘアスプレーです。

スタイリングの仕上げにスプレーを噴射するだけで、髪に必要な水分バランスを整え、ツバキオイルの保湿成分が髪に艶を与えてくれます。

スプレータイプのメリットは、スタイリング仕上げにシュッと一吹きするだけ。手を汚すこともありません。

携帯用に持ち歩けば、外出先で髪がボワボワになった場面でも活躍してくれるアイテムです。