群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺などの周囲の岩峰群が一望できる景勝地「一目八景」

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大分県の中津市と玖珠町にまたがる広大な景勝地・耶馬渓。2017年4月に、歴史や文化を語るストーリー「やばけい遊覧〜大地に描いた山水絵巻の道をゆく〜」が日本遺産に登録され、ますます注目を集めている。紅葉シーズンが人気の耶馬渓だが、夏の見どころも多くある。今回は、その中から5つのパワースポット&絶景スポットを紹介する。

【写真を見る】長い時を経て天然の激流が造り上げた大小無数の甌穴が約2kmに渡って狭底に続く「猿飛千壷狭」

■ 一目八景

深耶馬渓の中心地にある「一目八景」は、群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺などの周囲の岩峰群が一望できる景勝地。玄関口では道路脇を彩る「みさしもみじ」がお出迎え。

[一目八景(ひとめはっけい)]大分県中津市耶馬渓町大字深耶馬3152 / 0979-54-3111(耶馬渓支所総務課)

■ 猿飛千壷狭

長い時を経て天然の激流が造り上げた大小無数の甌穴が約2kmに渡って狭底に続く「猿飛千壷狭」。上流は国の天然記念物に指定。下流には“山国の高千穂”と呼ばれる「魔林狭」や「念仏狭」など、神秘的な景観が広がる。

[猿飛千壷狭(さるとびせんつぼきょう)]大分県中津市山国町草本 / 0979-62-3111(中津市山国支所総務課)

■ 八面山

標高659m。四方八方どの角度から見ても同じ形にみえるため「八面山」と呼ばれる。古くは山岳仏教の信仰を集めた修験の山とされた。現在は山頂付近まで道路や遊歩道が整備されており、ドライブやハイキングを楽しめる。

[八面山(はちめんざん)]大分県中津市三光田口 / 0979-43-2050(中津市三光支所総務課)

■ 古羅漢の景

日本三大五百羅漢のひとつに数えられる「羅漢寺」前に屏風のようにひろがる高さ100mほどの丘。その姿は寺の山門のよう。

天然岩屋や石仏、毘沙門天磨崖仏、国東塔などを望むスピリチュアルなトレッキングはいかが?

[古羅漢の景(ふるらかんのけい)]大分県中津市本耶馬渓町折元、跡田

■ 青の洞門

断崖絶壁・競秀峰の裾にある全長342mのトンネル。1735年、ノミとツチを使って越後の旅僧・禅海によって30年かけて手掘りされた。内部には明かり採り窓があり、射し込む光に照らされた岩肌から手仕事の跡を感じられる。

[青の洞門(あおのどうもん)]大分県中津市本耶馬渓町曽木 / 0979-52-2211(中津市本耶馬渓支所総務課)

【九州ウォーカー編集部】