大掃除に実践しよう!冷蔵庫の汚れを徹底的に落とすテクニック

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今年も残すところあと少し。大掃除をしなければと思っているけど、忙しくてなかなか時間がとれない…。でも、もしかして“掃除をしてもピカピカにならない”という悪いイメージに振り回されているだけなのかも。「その場所に合った方法で掃除をすれば、きちんときれいになるんです」と、家事研究家の高橋ゆきさん。

忘れがちなのが冷蔵庫。掃除の頻度が少ないと、食品の液だれなどの汚れがひどくなっている場合も。これらをきれいにするためにはコツが必要なのだとか。

「冷蔵庫の掃除の仕方をきちんと把握している人は、意外に少ないかもしれません。外側と内側では、道具も掃除の仕方も異なります」(同)

そこでそれぞれにぴったりの道具と掃除のコツを教えてもらった。

◆冷蔵庫の外側

道具:消しゴム、ふきん2枚、重曹、スプレーボトル、着古したTシャツ
掃除の仕方:
(1)冷蔵庫の手アカや指紋が付いているところを、消しゴムでこする。
(2)重曹と水を1:9の割合で混ぜて、スプレーボトルに入れる。
(3)固く絞った濡れふきんに(2)を軽くしめるぐらいに吹きかけて、全体を丁寧に拭く。
(4)重曹は乾くと白浮きしてくるので違うふきんを使って入念に水拭きする。拭くときには一定方向に向かって拭くと拭きムラがつかない。その後着古したTシャツを使い、同じく一定方向に向かって乾拭きする。

「手アカは消しゴムを使うことで簡単に落とすことができます。また、着古したTシャツは毛羽立ちにくい特徴があります。着古したTシャツで乾拭きをしておくと、ツヤが出るので、日頃の汚れの予防になります。鏡を磨くようなイメージでピカピカに仕上げましょう」(同)

◆冷蔵庫の内側

道具:ふきん、消毒用エタノール、スプーン、不要な布
掃除の仕方:
(1)冷蔵庫の中身をすべて出し、仕切りをできる限り取り外す。
(2)固く絞った濡れふきんに、消毒用エタノールをスプレーする。
(3)しめったふきんで冷蔵庫の内側をすみずみまで拭く。取り外した仕切りを拭くのも忘れずに。
(4)不要な布を10センチ四方の大きさに切りとり、スプーンに巻き付け、消毒用エタノールでしめらせたふきんにあてて消毒用エタノールをしみ込ませる。
(5)(4)を使って、冷蔵庫のゴムパッキンのすき間の汚れをかき出す。

「消毒用エタノールは、冷蔵庫の内側など衛生的な場所をお掃除したいときに役立ちます。ゴムパッキンのすき間には、ゴミやほこりなどの汚れがたまりやすいもの。半年に一度ぐらいの頻度で掃除をする必要があります」(同)

ちなみに、ふだんから気付いたときに汚れを拭いておくだけで、いざ大掃除というときに時間短縮につながるとか。さっそく今週末にチャレンジして。

高橋ゆき
家事研究家。家事大学学長。掃除は“楽ラク(楽しく、楽に)キレイ”をテーマに、身近にあるもので様々なアイディアグッズを開発。また、お掃除を、生活の知恵を伝える場でもあり、親子とのコミュニケーションの場でもあるとして、親子で夫婦で楽しめる家事コミュニケーションを提唱。著書に『楽ラク掃除の基本』(学研プラス)がある。家事代行サービス「Bears」専務取締役。