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「××男子」とか「〇〇女子」とよく言いますが、最近は矢口真里に代表される「肉食女子」をよく聞きますね。男子が恋愛に消極的だからこそ、積極的に押しまくる肉食女子はありがたいのかもしれません。でも2015年は「肉食もいいけど、働いて疲れた身にはキツイ……」と言い出す男も出て来そうです。ブラック会社は減りそうにないし、仕事も選べる状況にない場合、ヘトヘトに帰って来て、肉食女子に乗られたら気絶してしまいそうです。

そんなとき、ありがたいのが映画『ベイマックス』に登場する癒し系ロボットのベイマックスのような女でしょう。カラダの悪い個所を見つけては治癒してくれるベイマックス。映画で主人公のヒロがフワンフワンのベイマックスに抱きしめられて幸福そうな顔をしているのを見た人もいるでしょう。意外と男が女に求めるのは、ベイマックスが与えてくれるような安らぎではないでしょうか?

というわけで、男に求められる「ベイマックス女子」になるための3つのポイントをあげてみましょう。

    1.心遣いはちょっぴり

ベイマックスはケア・ロボットなので、心と体の健康状態を判断し、悪いところをすぐに治してくれます。「それなら医者とか看護師でも一緒じゃん」と思う人がいるかもしれませんが、医者や看護師はあくまで仕事としてやっています。でも、あなたが好きな人に対してお金でも義務でもなく、悪いところはないか気にかけ、彼が喉の調子が悪そうだなと感じたら「これどうぞ」と生姜とハチミツのキャンディを差し入れたり、仕事中眠そうだなと思ったらコーヒーを入れてあげて「頑張れ」とささやいてあげたり、ちょっとした心遣いをサラリとするだけで男は安らぎを感じるものです。普通はベイマックスみたいに一瞬にして治せませんからね。

「大丈夫? お医者さん紹介するよ」「お弁当作ってきてあげる〜」「それやっておくから仮眠室で寝てきなよ」とか、大げさにすると「押しかけ女房」と煙たがられます。彼の様子を察知して、心遣いを小出しにするのが癒し系のポイントです。

    2.争いごとは避ける

映画でベイマックスは、プログラミングを変えられて戦士ロボットのようにもなりますが、基本は争わないロボットです。戦闘意欲ゼロと言ってもいいでしょう。

男のちょっとした失敗や失言に「何やってるのよ」「何言っちゃってるわけ?」と上から目線でガンガン怒る女に最近の男は萎えてしまうもの。「いつもと違うよ」「疲れているんじゃない?」と癒し攻めでいけば「あ、やさしい」とコロリ。男同士の争いならともかく、女との争いはできるだけ避けたい男は多い。そこを察してあげましょう。

    3.みんなを癒そう!

ベイマックスはヒロにだけやさしいわけでなく、みんなに対して公平です。ベイマックス女子になるために公平さは絶対でしょう。好きな男には癒し系で接するけど「他の人はどうでもいいし〜」はダメです。もちろん好きでもない男にまで気づかうと勘違いされるので、そこは気を付けた方がいいけれど、周囲への配慮や思いやりを見せることが大事。女友達や上司や会社の掃除スタッフにも笑顔と癒しを。「〇〇といると癒される〜」「甘えたくなる〜」と女友達に抱きつかれるような存在になれれば、もうあなたはベイマックス!

映画『ベイマックス』のベイマックスは、ヒロを癒すためなら何でもするというくらいのおせっかいな行動もありますが、お世話モードを自ら調節できれば、本家以上の癒し女子になれるはず。

「でもベイマックス女子って、男にとって都合のいい女じゃない?」と思う人もいるでしょう。それは意に反してやっているか、自らやっているかが境界線。嫌われたくなくて癒し系をしているなら「都合のいい女」。でも損得抜きで「癒してあげたい」と思っているのなら、都合のいい女ではなく「ベイマックス女子」なのです!

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(斎藤香)