そのムクミ、原因は股関節にアリ!?

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寝起きや夕方だけでなく、なんだか常にムクんでいる気がする……その原因が股(こ)関節にあるかもしれないと、知っていますか?

顔の輪郭がはっきりしない、足が張って靴がキツイといった、不快なムクミの症状。

塩分を取りすぎない、寝る前の水分は控えめになど、気をつけていてもムクミが解消されない場合、原因は意外なところにあるかもしれません。

それは「股(こ)関節」。

股(こ)関節とは、足を前後左右に動かすための関節で、上半身と下半身を結ぶ要のような存在。身体の中で最も大きな関節です。

股(こ)関節の周辺には、下半身に血液を送るための太い血管が通っています。

股(こ)関節の働きが低下すると、栄養分を細胞に届ける役目を持つ血液の循環にも支障が出るため、代謝機能が低下してしまいます。

また、股(こ)関節の周辺には、体内の毒素や余分な水分を排出する「リンパ管」もあります。

「リンパ液」が行き交う大事な場所である股(こ)関節の筋肉が衰えると、筋肉の力によって上半身へと押し上げられ、排出されるはずのリンパ液の流れが停滞してしまいます。

するとムクミの原因になる可能性も……。

股(こ)関節は、腰から太ももにつながる「腸腰筋」、骨盤から太ももにつながる「中殿筋」、太ももの付け根からヒザまでつながる「大腿直筋」、太ももの内側にある「内転筋」など、股(こ)関節の働きをよくする役目を持つ「インナーマッスル」に囲まれています。

股(こ)関節の働きが悪くなる原因の一つに、これらの筋肉の衰えが考えられます。つまり、インナーマッスルを鍛えることが大切です。

エレベーターやエスカレーター、電車や車などを利用することにより、下半身を動かすことが少なくなると股(こ)関節の働きが低下してしまいます。

なるべく階段を利用するなど、普段から歩く機会を増やすように心がければ、ムクミもすっきりするかもしれません。