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10月に開催されたパリのサロン・ドゥ・ショコラでは、メゾン・ドゥ・ショコラの創業者Robert Linxe(ロベール・リンクス)氏のチョコレート業界への貢献に追悼の意を込めた展示会が開催された。2007年には、フランス政府より、国家勲章であるレジオン・ドノールを授与している。現在は、ホテル ブリストルのパティシエシェフから抜擢されたGilles Marchal(ジル・マルシャル)が、創造性を引き継ぎ、ブランドの後継を担う。

photo:©La Maison du Chocolat

フランスを代表するチョコレートブランドが提案する、今年のノエル(クリスマス)のケーキが気になるところ。一足先に、“ビュッシュ”をのぞいてみよう。パリの店舗で、12月22日〜24日の3日間の販売となる、Buche Magie de Paris(パリのマジカル ビュッシュ)は、ブルボン・バニラ風味のクリーム、サクランボのコンポート、サクランボ果実とアーモンドクランチのチョコレートビスケットを包み込むブラックチョコレートのムースケーキ。22カラットの金箔のエッフェル塔やパリの建物がデザインされた、チョコレートの籠がすっぽりと覆う。

また、個数限定でナンバリングされた、直径40cm、重さ6.1kgの宝飾のようなチョコレートブール(玉)は、アーモンド、へーゼルナッツ、ピスタチオ、ナッツを金箔で包み込み、ブラックチョコレートの玉に封じ込めている。尚、この玉の周囲の2000個ほどのパンチングで彫られたエッフェル塔は、全て手作業である。芸術性に圧巻されて、試食するのを忘れてしまわないように。

(取材・文 Kaoru URATA)

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