パタヤでは「バンコクで暮らしていたけど、物価が上がってきたのでパタヤに移ってきた」という方とも知り合いました。仕事は株のトレーダーだったんですが「パタヤにはろくな男がいない」と言って、日本に帰っていきました。

--著作では、理想と現実の違いから日本に帰国してしまう女性も多いと書かれていました。

カワノ:単身で移住してくる女性ですね。時間が経つと、現地での生活がやっぱり苦しくなってくるんです。そうなるとパートナーを探したくなってくるんですが、日本人男性となるとおじさんしかいませんし、日本人以外では、夜遊びばかりを考えて昼間からビールを飲んでいる現地のおじさんぐらいしかいないので、楽しめなければ帰ってしまうのかと思います。

--現地の男性と恋愛、結婚に発展するのは難しいんでしょうか?

カワノ:あるとは思いますが、女性からするとパタヤでは一般人男性との出会いが少ないんです。働いているのは現地の女性ばかりで、男性となるとホテルマンかバイクタクシー、夜の店の男の子がほとんどなので。なかには、結婚した日本人の女の子もいますが、タイの文化として男性が働かないのもあり、結婚後にうまくいかない夫婦も多いと聞きます。ただ、離婚をしたらビザがなくなってしまいますし、日本にも帰れず、仕方なく結婚生活を続けている人たちも少なくないそうです。

◆タイでの生活を楽しむなら

--パタヤではナイトマーケット、ルーフトップバー、バービア、ゴーゴーバーなど、いわゆる「夜の街」が充実しているそうですね。日本との違いは感じますか?

カワノ:そうですね。基本、連れ出しがあります。同じタイでも首都のバンコクは規制が厳しくなっているそうなんですが、パタヤはまだゆるく、例えば、男性が女の子と密着できるジェントルマンズクラブのようなお店はあります。あと、バービアのようないわゆる気軽に飲めてしゃべれる店は多いと思います。タイの人は基本的に夜の店に入ることはできないので、欧米人や日本人のお客が多いです。

--夜の街ならではのエピソードはありますか?

カワノ:最近衝撃的だったのは……知り合いの日本人のおじさんが20年来の付き合いだったタイ人の彼女と別れたんです。おじさんもお金がなくなったので日本に戻って年金暮らしをすると言っていたのに、翌日にはゴーゴーバーに戻っていました。

--女性が遊べるお店には、どのようなスポットがあるんでしょうか?

カワノ:ショーが見られるゴーゴーボーイ、ホストクラブやゲイバー、クラブですね。日本とはシステムの違いもあり、例えば、ホストクラブではステージにホストが全員並んでいるんです。お客は1時間に3回選び、15分ごとにお気に入りの男の子に接客してもらいます。若い子もいますが、派手に遊ぶマダム風な日本人女性が多いとは思います。