40代で最旬女優になっても変顔を続けるワケ。売れずに飲食バイトを34歳までした根性と、“おばちゃん”気質で愛される
◆大ブレイク後も平気で“変顔”する42歳
『君の好きは無敵』は第1話からヒロインの顔芸が話題になってバズるという、稀有なパターンで注目を集めた作品。
もともとは大手経営コンサル企業のエースだった主人公・草壁杏奈(松本さん)と、偏屈なキャラクターデザイナー・瀬尾深月(M!LK佐野勇斗さん)が、2人で「大ヒットキャラクターを生み出す」ことを目指すラブコメディです。
いくらコメディ作品と言えど、主演の40代女優が躊躇なくここまで振り切った顔芸をしてくれるドラマはなかなかありません。
◆ほんの4年前、キレキャラで世間に“見つかった”
ただ、「俳優・松本若菜」の存在が、広く世間に“見つかった”ときの出世作を観ていた人々からすれば、シャイニングおじさんにためらいがないことにも驚かないでしょう。
松本さんの知名度が一気に上がったのは2022年のドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)でした。松本さんが演じたのは、超富豪一族の家に嫁いだヒロイン(土屋太鳳さん)をいびり倒す義姉。
たとえば義姉は、ヒロインに「調子に乗ってんじゃないわよ、この雨後のタケノコがぁ! ずうずうしく人の家にノコノコノコノコ、ニョキニョキニョキニョキ、タケノコタケノコニョッキッキと入ってきやがってぇ!!」と、エキセントリックな毒舌ラッシュ。
ほかにも「ドブネズミチューチュー」、「バッド・バースディ~・トゥ~・ユ~♪」、「いぃっちゃってるぅ!」といった強烈ないびりを繰り広げていましたが、ちなみにこの作品はコメディではないのです。バイプレイヤーながらキレッキレの彼女の演技は「松本劇場」として中毒者が続出し、ネットでバズッたのでした。
◆放送されるまで期待値は低めだった初主演作
翌年からGP(ゴールデン・プライム)帯ドラマのレギュラー出演のオファーが急増。
2023年は『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系)、『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)、2024年は『君が心をくれたから』(フジテレビ系)と次々出演し、2024年7月期の『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)で満を持してGP帯ドラマ初主演。このとき松本さんは40歳でしたから、主演俳優としては間違いなく遅咲きです。
