※AI生成画像を使用しています。
「ハンドルを握ると、人が変わる」そんな話、聞いたことありませんか?

 今回は、高速道路あおり運転に遭遇した女性が体験した、思いがけない出来事をご紹介します。

◆穏やかなシングルマザー生活

 今回話を聞いたのは、小2女子の母である小林祥子さん(仮名・38歳/都内在住)。平日はフルタイムで働き、週末は娘との時間を大切にしているシングルマザーです。

「娘が小学校に上がるタイミングで、夫と離婚しました。夫とはよく喧嘩していましたが、最後の方は私に手をあげるようになってしまって。今は娘と2人で穏やかに暮らしています」

 そう話す祥子さんですが、週末は娘さんと実家にいくことがほとんどなんだそうです。

「平日は、私の仕事があるので娘は小学校の後に学童へ通っています。帰宅してすぐ夕飯やお風呂になるのでけっこうバタバタなんです。

 その分、週末に実家にいくと私が娘との時間に集中できるので、娘も喜んでいます。

 あとやっぱり、食事や家事から解放されて過ごせる実家は居心地がいいですね。特別な予定がない週末は、だいたい実家で過ごしています」

 祥子さんの自宅から実家までは、高速道路の区間だけでも30分ほどの距離。運転に苦手意識のない祥子さんにとっては、ちょうどいいドライブコースでした。

◆平和な実家からの帰り道

 いつものように、祥子さんは娘と実家へ。その帰り道の出来事でした。

「あの日は一般道で事故渋滞があり、いつもより出発が遅れてしまいました。その日は日曜日で、いつもは18時までに帰り着くようにしていたのですが、高速道路に乗った時点で18時半を過ぎていて。

 高速に入ってからは車の流れも順調だったので少し安心しました。いつもは起きている娘も、遊び疲れたのか助手席ですっかり寝入っていましたね」

 出発が遅れていたこともあり、祥子さんは娘の寝顔を横目で見守りつつ、先を急ぐように車を走らせていました。

 しかし、高速道路に乗って15分ほどのこと。バックミラーに映る一台の黒い乗用車がハイビームでパッシングをしてきたんだそう。

「最初は、ただ急いでいる車だと思ったんです。でも、だんだん距離を詰めてきて、スピードをあげたり、落としたり……。怖いなと思いましたね」

◆逃げ場のない恐怖

 黒い乗用車は、祥子さんの車に追突しそうなほど接近しては離れ、執拗にあおり運転を繰り返します。

「すでに周囲は暗くなっていましたし、もし急ブレーキを踏んで追突されたら、助手席で寝ている娘がどうなるか……。そう想像しただけで血の気が引きました」