この夫婦、大丈夫?


【漫画】本編を読む

いかにもヤンキー風の毒山(ぶすやま)ゴン。無職のギャンブル好きだが、主夫として家事育児に奮闘中だ。しかし妻子のために「電話だけで月100万円稼げる」という詐欺グループの誘いに乗ってしまう。

■詐欺師への怒りと揺るがない絆

「どちらかの家庭が崩壊する漫画」01


「どちらかの家庭が崩壊する漫画」02


「どちらかの家庭が崩壊する漫画」03


現場で詐欺だと気づいたゴンは「こーいうヤツらが一番嫌ェなんだよ」と大暴れし、詐欺師もろとも連行されてしまう。動揺する妻の海(マリン)に対し、ゴンの母は「別れたほうがよいのでは」と離婚を提案する。本作「どちらかの家庭が崩壊する漫画」について、作者の横山了一さんに話を聞いた。

マリンは義母の提案を断る。横山さんは「ゴンは基本的に子煩悩なので、貧乏でも信頼感が強かったのかなと思う」と解説する。さらに「うちも息子が小さい頃は似たようにお金がない状況だったが、育児を通して夫婦で信頼感があったのでここまで続いたのかも」と振り返った。

■意見を聞き入れない夫との対比

一方、ママ友のユイは「義母と距離を置きたい」と夫のシュウに伝える。シュウは一度同意したものの、結局は同居を勝手に決めてしまう。

シュウにとって妻の意見とは何か。横山さんは「一応聞くが最終決定権はない関係性」と指摘する。「同じような家庭は多いのではないか。この頃のシュウは仕事もうまくいき自信に満ちていて、折れることができない」と語る。

家族といえどあくまで他人である。互いの違いを認めすり合わせができなければ関係は破綻する。どこで折り合いをつけるか話し合えることが、長く家族でいられる条件なのだろう。

取材協力:横山了一

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