電車の中でドキッ!「な、なんでそんなものを!?」向かいの席の男性がバッグが落とし物!→ なんと!?

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落とし物は、誰でもうっかりしてしまいますよね。でも、中にはとんでもない落とし物をする人もいるようで……。今回は私が電車内で目撃した衝撃的な落とし物のエピソードをご紹介します。

電車内で男性客が落とし物

平日のお昼すぎ、私はガラガラに空いた電車に1人で乗っていました。
そのとき向かいの席にいたのは、60代くらいの男性客。彼も1人で座っていました。
電車内は心地よい温度で、私はうつらうつらとまどろんでいましたが、その男性客の足元で小さな物音がしたため、ふと目を覚ましました。どうやら男性が持っていたリュックから、何か物を落としてしまったようなのです。

男性が落としたモノとは?

男性客が落とし物を拾う様子をぼんやりと見ていた私ですが、落とし物の正体がわかった瞬間に一気に覚醒しました。
男性が落としたのは、帯付きの1万円札だったのです。帯付きの1万円ということは、その『落とし物』は100万円。
男性は慌てる様子もなく、のんびりと札束を拾ってポイっとバッグに入れました。そのとき私は、さらに目を疑う光景を目撃してしまったのです。

勝手にハラハラドキドキ

男性がバッグの中に100万円を入れたとき、大量の札束が入っているのがチラッと見えてしまったのです。
おもちゃのお金ではなく本物なら、総額いくら入っているのか……。
「見てはいけないものを見てしまった」と思った私は、そっと男性から目線を外しました。

周囲に他の乗客はおらず、男性が大金を所持していることに気づいたのは、恐らく私だけ。
男性客は平然とした態度で、周囲を警戒している様子はありません。最近は物騒な事件も多いのに、不用心ですよね。
「なんで無造作にバッグに大金を入れてるのよ! 何かあったらどうするの!?」と、私は1人でビビっていました。

男性はその後……

とある駅に到着し、男性は何事もなかったかのように電車から降りていきました。
何の関係もない私ですが、ホッと一安心。1人で勝手にハラハラドキドキしてしまいました。

「大金は鍵付きのケースに入れて持ち運ぶのでは?」
「電車じゃなくタクシーで移動しないの?」
庶民の私には疑問に思うことばかり。
大金に慣れていると、あんなカジュアルな対応になるのでしょうか?
見知らぬ他人ですが、何かあったら怖いし、お願いだから気をつけて! と思ってしまいました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子