「告白したこともされたこともナシ…」 34歳女性が「婚活で成功するための鉄則」
銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、これまで一度も男性とお付き合いをしたことがないという34歳女性のお悩み。婚活を考えるも、男性経験のなさがネックになっているようで…。どうすれば彼女は結婚できるのか、佑雪さんがズバリ回答してくれます!
お悩み:「気がついたら、結婚できないまま34になってました」
【クラブ佑雪】vol. 349
いつか母のように結婚するんだと信じて生きてきましたが、気がついたらまだ未婚。もしかしたら結婚できない未来もあるのかもとなってから5年以上の月日が経ちました。私は結婚できるのでしょうか? ちなみにこれまでの人生でお付き合いをした人はいません。告白をしたこともされたこともありません。アプリで婚活をしようかと思いましたが、男性経験のない私は詐欺に遭うと考え、結局、何もしないまま今に至ります。こんな私にアドバイスをお願いします。
(イライザ 34歳未婚 士業)
「欲しかったら、動かなきゃ」
こういう人、結構、多いんじゃないでしょうか? 個人鑑定でもこういうかたからのご相談を結構いただきますからね。
昔はね、よかったんです。ご相談者さまみたいに「いつか結婚するはず」って信じ込んで、ぼーっとしてても、お見合いの話が親から持ち込まれて、結婚できたんです。夫となる人を好きか嫌いかわからなくても、なんなら、結婚式で初めて顔合わせなんてことも戦前まではザラだったらしいじゃないですか。少なくとも今の70代? 60代半ば以上? そのくらいまでですかね。それくらいの年代まで、日本で生まれた人々はとりあえず、結婚することになっていました。
でも、今、お見合いを世話してくれるかた、親って激減してますよね? 戦後、個人の自由意思が尊重される世の中が理想とされてきて、その理想がどんどん現実化していくと昔みたいに「24歳までに結婚しなさい」っていうの、なくなりましたから。よくも悪くも野放しですよ。
そういうのって、親や世間体で結婚したくない人にとっては素晴らしいんです。一方、誰かのケアなしには何もできない、どうしていいかわからないっていう人にとっては、置いてけぼりを食らったような気持ちになるんでしょうね。
で、ここが世の中、不公平なところですが、なーんにも考えてなくても自然に男性に求められて、結婚までスルッといっちゃう人もいるわけです。でもね、ご相談者さまのように30過ぎて告白されたこともないという方はそうはいかない。ただただ、時間が過ぎていくだけです。結婚したいなら、やはり、自ら動かないと。
確かに婚活アプリは体目的ならまだしも、お金目的の犯罪者がウヨウヨしている難所。なので、男性に対して免疫のないかたは、ご両親や親戚、親友など、信頼できるうえに、自分を理解してくれているかたにお見合いを頼みましょう。それと同時に、実績のある結婚相談所に入会されることをおすすめします。あと、周り中に「私、結婚したいです!」って叫び散らしておくといいですよ。
もうひとつ。人間、心の底から欲するものには、情熱に突き動かされて、つい体が動いてしまうっていうものだと思うんです。で、ご相談者さまが34年間生きてきて、何もしてこなかったというのは、要するに恋愛や結婚というものに情熱をもてなかったからとも言えるんですよね。であれば、そもそも“結婚、必要?”ってことを突き詰めて考えてみてもいいんじゃないかなって。それならそれで幸せな生き方はできますから。
ただ、突き詰めて考えた結果、やっぱり結婚したいってなった場合、時間がもったいないので、婚活しながら同時並行で考えるっていうのがいいんじゃないですかね? どっちにしてもご自身が納得できるよう、行動するってことが重要かと存じます。黙って待っていても、何かをもらえるのは親の保護の下にある学生時代まで。それ以降は、欲しいものは自分で取りに行くのが鉄則です。
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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。
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文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子