賞味期限の近いチーズがおいしくて狙い目「焼きカマンベールのチーズフォンデュ」/(C)三國 清三

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「料理レシピ本大賞 in Japan 2022」の「プロの選んだレシピ賞」を受賞し話題となっている、三國清三シェフによるレシピ。おうちでラクしてごちそうが食べたい人にぜひ紹介したい、フレンチの巨匠によるテクニックをお教えします。

【画像を見る】スペシャルな夜に!ノルマンディー地方のチーズの楽しみ方「焼きカマンベールの チーズフォンデュ」

「簡単なのにお店の味!」「料理がたのしくなった!」「失敗しないコツが勉強になる!」などユーザーからも大反響!

毎日の食卓をおいしく華やかに彩るレシピをぜひ真似してみてください。

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■焼きカマンベールのチーズフォンデュ

チーズを木箱ごとオーブンへ!

賞味期限の近いチーズがおいしくて狙い目。

これはノルマンディー地方のチーズの楽しみ方。同地を代表するチーズ、カマンベールをなんと木箱ごとオーブン焼きにするんです。とろりととろけたところをバゲットやりんごにからめていただく、まさにチーズフォンデュですね。ちょっとびっくりの提供法ですが、インパクトがあって、香り高くて、スペシャルな夜を演出してくれますよ。

◆材料

カマンベール(木箱入り)…1個

A

・タイム(茎までみじん切り)…少々

・ローズマリー(葉をみじん切り)…少々

はちみつ…大さじ2

りんご(お好みで、皮つきを一口大)…適量

バゲット(お好みで、一口大)…適量

*高級なナチュラルチーズは賞味期限が近い値引き商品が狙い目。それだけ熟成も進んでいる証拠。

*はちみつは藤原養蜂場の「皇居周辺蜜(国産)マロニエ」がおすすめ。

*りんごは、レモン汁をまぶして色止めしておく。

◆つくり方

[準備] オーブンを180℃に温めておく。

1 カマンベールを横半分に切り、切り口を上にして木箱の器とふたに入れる。はちみつをかけ、Aをふりかける。

◎たっぷりはちみつをかける場合は、天板にクッキングシートをしいたほうがよいです。

2 オーブンで15分焼く。

◎はちみつが木箱からこぼれていたら、少量の水をかけて溶かせばキャラメルソースに。焼いたチーズにかければ、これもまたおいしいです。

りんごやバゲットと一緒にボナペティ〜!

【この料理にはコレ!】

シードル 

シードル・アルジュレット

生産者: エリック・ボルドレ

生産地:フランス、ノルマンディー地方

当たり前ながら原材料のりんごの香りが心地よいです。洋ナシの香りも若干します。同じノルマンディーのチーズとお酒で、最高に合います。

■レシピを参考にするときは

・料理の保存期間は、食材の状態やつくった環境によって異なるため、目安ととらえてください。

・生クリームは、乳脂肪分40%台のものを使用。

・オリーブオイルはエクストラ・ヴァージンを使用。

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「毎日料理をつくるのは大変!だからこそ、食卓に笑顔を届けたい」そんな思いが詰まったプロのレシピ、参考にしてくださいね!

作=三國清三

※本記事は三國清三著の書籍『スーパーの食材でフランス家庭料理をつくる 三國シェフのベスト・レシピ136 永久保存版』から一部抜粋・編集しました

※はちみつが入っているので、1歳未満のお子さんには食べさせないでください

※オーブンに入れる前にカマンベールの容器の素材をご確認ください