婚活女子が、既婚男性と仲良くすべきワケ

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■既婚者を制する者は、独身者を制する

み:どうやら世間では、既婚のくせに、堂々と合コンに参加してくる男性が少なくないようです。
石:普通じゃないですか。でも、婚活女子を合コンに誘うと、「独身者と既婚者、それぞれ何人ですか?」とか聞いてくるんですよね。で、「既婚者が多いなら、やめときます」とか言ってくる。
み:当たり前じゃないですか。婚活女子は、将来の結婚相手を捕まえることに必死なんです。既婚者と仲良くなっているヒマもないし、そもそも、合コンに既婚者が混ざっている意味がわかりません。
石:全然わかっていませんね。実は、婚活女子にとって、既婚者こそ、仲良くなるべき相手なのです。なぜなら、合コンにくる既婚者男性は、時間的、金銭的、精神的余裕があって、フットワークが軽い。コミュニケーション能力も高く、当然、交友関係も広い、いわゆる「既婚ではあるけれど、好物件」が多いのです。その彼の向こう側には、彼と似たような属性の独身同僚、後輩など、光り輝く人脈が広がっているのです。
み:なんと…。妄想しちゃいますね♡
たとえば、既婚者と仲良くなって、二人で飲んでいるとき。彼のiPhoneにメッセージが届く。それを確認した彼が、「今、後輩が近くにいるんだって。合流してもらって、いいよね?」と私に聞いてくる。で、現れた彼は独身で、「え…。ステキ♡」みたいな?
石:その通りです。婚活は、早く結果を出そうとして短絡的になると、実は損をするのです。
み:「急がば回れ」ならぬ「急がば既婚者」。「既婚者を制する者は、独身者を制する
」ですね。
石:そう。余裕がある既婚男性の人脈を、根こそぎ刈り取ってください。

■独身男性との出会いを叶える「人脈のギブ&テイク」

み:急に、既婚者に興味が出てきました。ところで、既婚者とは、どうすれば仲良くなれるのでしょう?婚活に成功する秘訣として、「周りの人に『婚活中』と公言するのが良い」と聞いたことがありますが、既婚者に向かって、正直に、「本当はあなたの向こうにいる独身者を狙っている」なんてカミングアウトする必要はないですよね?
石:それはどっちでもいいんじゃないですかね。大事なのは、相手の既婚男性に紹介を求めるだけではなく、自分の人脈も提供することですね。飲み会をセッティングして、独身、既婚にかかわらず、自分の友達を積極的に紹介してあげてください。そうすると、「世話になっているから、僕の友達も紹介してあげよう」と思ってもらえるので。
み:つまり、人脈のギブ&テイクですね。
石:当然です。ビジネスも婚活も、まずはギブです。

■婚活女子が、心の安定を得られる禁断の策

み:ちなみに、既婚男性は、合コンに何を求めてくるんですか?
石:それは……。察してください。
み:いえ、ちょっと危ない妄想をしてしまって……。たとえば、合コンに参加した女性が、アモーレさんの助言どおりに、既婚男性と仲良くなったとしましょう。そのうち、「あれ? この人、既婚のはずなのに、やけに積極的だし、よく見たらステキかも」みたいな流れで、そっちに捕まってしまう可能性もあるかな、なんて。
石:既婚男性は、独身女性と仲良くなっても、自分の家庭を壊してまで、深入りしたいとは思っていない場合がほとんどです。その代わり、女性に対しても、束縛はしないんです。親しく付き合いつつも、「最終的には、良い男性を見つけて幸せになってほしい」と思っているので、自分の知人男性を紹介することも、珍しくありません。
婚活で疲れ切った女性は、心身のバランスを崩してしまうこともありますよね。寂しさや焦りを抱えたまま婚活するよりも、優しい既婚男性をパートナーにして心の安定を保ちつつ、落ち着いて婚活に臨むという方もいます。
み:なんだか、複雑な気持ちになってきました。公(おおやけ)で聞いてはいけないことを、聞いてしまった気がしますが、貴重な意見かも、ですね……。

(話し手:アモーレ石上、聴き手・文:みきてぃ)