【難読】“えん……”? 「演繹」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「演繹」の読み方です。
“えん……”? なにこれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「演繹」の読み方は?
「演」は演技、演劇と読むので、“えん”という読み方は知っている人も多いでしょう。「繹」は見慣れないですが、「澤」と似ているので“さわ”と読むのかな、と思った人もいるかもしれませんね。では、二つを合わせてなんと読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“えんえき”と読みます。
■「演繹」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「演繹」の意味は以下のように解説されています。
えん‐えき【演×繹】
[名](スル)
1 一つの事柄から他の事柄へ押しひろめて述べること。「身近な事象からすべてを―する」2 与えられた命題から、論理的形式に頼って推論を重ね、結論を導き出すこと。一般的な理論によって、特殊なものを推論し、説明すること。「三角形の定理から―する」⇔帰納。
二つの情報を関連付けることで、そこから結論を必然的に導き出す、という意味合いの言葉です。読み方は難しいですが、“えんえき”と読むんですね。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「演繹」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。なかなか見慣れない言葉ですが、小説を読んでいると目にする機会もある言葉です。
いくつかの情報を論理的に組み合わせて、1つの結論を見いだす思考法を「演繹法」というそうです。言葉は知らなくても、普段から「演繹法」を使って物事を考えていますよね!
(ななしまもえ)