太りやすいと感じている人は「やせ体質」作りの基本を知るべし

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代謝の良い体を作る方法とは?

少し食べただけで太ってしまう……とか、さほど食べていないのに体重が下がらない……と、嘆いている人の多くは、自身の基礎代謝の数値と一日の摂取エネルギー数値を把握はしていないことが挙げられます。実は、食事から摂ったエネルギーを使い切ることができれば、絶対に太りません。ただ、エネルギーを使い切るには、代謝のよい体を作る必要があります。それでは、どうしたらそんな体になれるのでしょうか。

摂取したエネルギーは使い切ること

筋肉を動かすためにはエネルギーが必要になります。そして筋肉の量が多ければ多いほど、たくさんのエネルギーが消費されることになるのです。わかりやすくいえば、筋肉が多い人と筋肉が少ない人が同じ運動を同じ時間行った場合、筋肉が多い人のほうがよりたくさんのエネルギーを消費するということです。その結果、筋肉が多い人のほうが代謝のよい「痩せやすい体」といえるのです。

代謝のメカニズムを知りましょう

さらに、1日の消費エネルギーの約70%を占めるといわれる基礎代謝のうち、肝臓が約27%と最も多く、次いで脳が約20%、筋肉も約20%を占めるといわれています。残りの30%が胃腸や心臓などの内臓が消費するエネルギーとなっています。このことからも、筋肉が消費するエネルギーがいかに大きいかがわかります。つまり、筋肉をつければ自然と基礎代謝量が上がり、食べても太りにくい体になるのです。

筋肉がつく運動をすることが「やせ体質」を作る

食べる量は変わっていないのに最近太ってきたという人は、基礎代謝が低下している可能性がありますので、筋肉がつくような活動をしましょう。1日の総消費エネルギー量の内訳は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」によると、生活活動代謝量約20%、DIT(食事誘導性体熱産生)約10%、基礎代謝量約70%。筋肉が1キロ増えれば基礎代謝は約13キロカロリー増加します。

出典:『脱メタボ!太らない食べ方

ライター:YOLO編集部