当日120%満喫するために!知っておきたい花火大会鑑賞の心得十か条<後編>
事前準備から大会当日の混雑回避術まで、より快適により楽しく花火大会を満喫するための「花火大会鑑賞の心得十か条<後編>」をご紹介。花火大会当日の心得について記すので、各条項をしっかり確認されたし!
■ 六.会場マップを頭に叩き込んでおくべし
会場入りしたら、まず確認しておきたいのが会場内マップ。何かあった時に場所がわからないと困ってしまうので、トイレ、救護室、休憩室などの場所を簡単にでも頭に入れておこう。
うっかりはぐれてしまうなど、いざという時に備えて集合場所に適した地点を選んでおいて共有を。また、花火をゆっくり楽しむためにもトイレは早めに済ませておくのが大人の心得だ。
■ 七.お買い物はスマート&スムーズを心掛けるべし
大金やカード類などの貴重品は極力持ち歩かない方がベター。交通費や露店での買い物などに必要な額だけ、小銭入れなど小さい財布に入れ、すぐに取り出せるようにして出掛けよう。また、一万円札は事前に崩しておくと、買い物がスマートかつスムーズに。
■ 八.混雑回避の工夫を心得ておくべし
大混雑が予想される花火大会終了後の帰りの電車。時間に余裕があるなら、すぐに駅に向かうより人混みを避けられる場所を見つけておしゃべりしながら待機して少し後に帰るか、会場の最寄り駅よりも一駅分先まで歩いてみよう。
時間差で電車内も少しは混雑が解消されるし、花火の余韻を楽しみつつ、散歩がてら歩くのも夏の思い出になること間違いなし。また、ICカードのチャージ不足は絶対に避けたいところ。事前に確認して、券売機前の大混雑に巻き込まれないよう気を付けよう。
■ 九.人に迷惑をかけずに花火鑑賞を楽しむべし
大勢の人が訪れる花火大会では一人一人がマナーをしっかり守ることが重要だ。
例えば、ゴミを放置しない、周囲の人にぶつかったり押したりしないよう心掛ける、ぶつかってしまったら「すみません」のひと言を忘れない、行列でもイライラをまき散らさない、駐車場がない会場も多い花火大会には車での来場を避けて公共の交通機関を利用する、などなど。
また、場所取りは禁止している会場も多いので、事前にチェックをしておくことも重要だ。もし場所取り可能な会場でも周囲への配慮は忘れずに。スペースを有効に活用するためにも荷物はコンパクトにまとめておきたい。みんなでマナーをしっかり守って楽しい花火大会にしよう。
■ 十.感謝の気持ちを忘れることなかれ
毎年多くの人が訪れる花火大会では多くのトラブルが存在するのも事実だ。近年では、混雑に伴う警備の負担、終了後のゴミの清掃などが問題となって大会自体が消滅してしまうケースもある。
悲しいことではあるが、今年見た花火を来年は見られないなんてことも大いにありうるのだ。そんなことが起こらないように、観客同士の思いやりやマナーをしっかり意識しながら花火を楽しむことに加えて、企画運営を行う花火大会の主催者や地域ボランティアの方々、そして開催地そのものへの感謝の気持ちを忘れないよう心掛けて行動したい。
美しい花火を見上げるみんなの心は「来年もこの花火を見たい」と一致しているはず。そのために自分ができることは何か、運営側の負担になることをしていないか、それを各々見つめ直すことができれば花火はいつまでも夏の夜空を彩ってくれるだろう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)