住所非公開の女優のん写真展

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完全予約制、住所非公開、アパート一棟を使った写真展「藤代冥砂アパート写真展「東中野」主演 のん」が2017年6月22日(木)〜6月29日(木)の期間、東京・中野区で行われた。女優のんの写真展が住所非公開の場所で行われるという謎めいた企画で話題となり、写真展の予約は2日間で埋まったそうだ。この謎に包まれた写真展、実は、日本最大級のアパート経営プラットフォームサービスを運営するインベスターズクラウドの子会社、ロボットホームが「賃貸住宅キット」と呼ばれる賃貸住宅のためのIoT機器のPRを兼ねて企画した内覧会でもあった。アパートで写真展を行うことで、一般の人にも「賃貸住宅キット」を認知してもらうことが狙いだ。

【写真を見る】各部屋ごと、6部屋で写真を展示

実際の写真展の会場は、ロボットホームが手掛けた中野区の新築2階建てでワンルームのアパートだ。

各部屋ごと、1階・2階合わせて6部屋で写真が展示されている。扉を開けて、部屋に入ると展示会場があるという演出だ。そんな住居空間にファッションや音楽、広告などさまざまな分野で活躍するカメラマン藤代冥砂氏がアパート近くで女優のんを撮影した写真が展示されている。

透明感のある表情や自由な仕草など日常の風景に溶け込むのんの魅力が詰まった写真作品。写真以外にも、ノーカットで東中野駅からアパートまで歩くのんを撮影したロードムービーが投影される部屋もあり、各部屋ごとに色の異なる作品が展開されている。この写真展、展示終了後には、入居者が決定しているため、2度と開催することが不可能な会場だそうだ。

そして、アパート2階の部屋では、「賃貸住宅キット」の導入物件が内覧できる。「賃貸住宅キット」とは、“部屋に置くだけで、簡単。IoTの賃貸住宅”をコンセプトにライフスタイルに溶け込むIoTデバイスを体感できるサービスである。部屋にいない状況でもスマートフォンやタブレットを使い、エアコンや照明の操作を行えるなど、どこにいても快適な室内環境に設定できるのだ。

その他、「賃貸住宅キット」を導入した部屋では、揺れを感知してスマートフォンに通知するウインドウセキュリティや、IR(赤外線通信)を活用したネイチャーセンサーリモートコントローラー、4つの方法で解錠できるスマートロック、遠隔操作でどこからでも電気の調光・調色ができるスマートライトなど、ライフスタイルに溶け込むサービスを体験できる。室内に設置されたセントラルコントローラーは、各種IoT機器の操作だけでなく、ロボットコンシェルジュによる、水漏れなどのトラブルや退居時の連絡など、入居者の毎日の生活をサポートもしてくれるそうだ。

また賃貸経営を行うオーナーにとっては、空室時の「内見状況の把握」、「セキュリティ対策」がいつどこにいても自由に行える。入居者の生活の利便性と安全性を高めるとともに、オーナーへの管理の利便化も測っている。

この「賃貸住宅キット」のサービスは、1部屋17.5万円(別途月額費用)でアパート導入が可能。まるで部屋に自分専用のコンシェルジュがいるかのような快適な暮らしが実現できるIoTシステム。未来の住宅の可能性を広げるライフスタイルのイノベーション基盤を構築していくに違いない。【ウォーカープラス編集部/しおグル】