パンコール・ラウト・リゾートへは、船での移動が必須

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 マレーシアへの旅体験を紹介する最終回は、パンコールラウト島にあるホテル、パンコール・ラウト・リゾート(Pangkor Laut Resort)を紹介する。

【写真を見る】日の出時の水上コテージ

マレー半島西岸部にあるパンコール島のそばにある小さなパンコール・ラウト島は、島丸ごと1つがリゾートホテルとなっている。島の80%の自然をそのまま残した、プライベートリゾートアイランドだ。この島へは半島にあるマリナアイランドから船に乗って向かう。

船に乗り島へ向かうとすぐに水上コテージのある島が見えてくる。この島全体がホテルの敷地となっており、島の東側にはホテルの施設が並んでいる。桟橋に到着するとまずロビーでチェックインをする。この時、各自にWi-Fiルーターを貸してもらえる今時のサービスがあり、島内でインターネットが使用できるのでとても便利だ。

ロビーの周辺にはレストランや、水着や石鹸、お香、スパのオイルなども売っているショップ、また寝そべって本を読むことができる大きな天蓋つきベッドも置いてあるライブラリーがある。

部屋は海沿い、丘、水上にコテージが建っており全部で140室ある。それぞれの部屋には、大理石のお風呂や海を眺められるベランダがついている。またスパを目一杯楽しみたい人には、毎日色々な施術を受けられる宿泊プランがあるスパヴィレッジもある。もちろん、スパは1回のみの体験も可能だが、とても人気なので前もって予約をした方がよい。部屋に向かうまでにプールやテニスコート、卓球台やビリヤード、ダーツなどができる施設、ジム施設などもある。

広い島内を移動するには各所に設けられたバス停に、朝7時半から10〜20分おきに回ってくる巡回バスが便利。多くの自然が残された島内には、動物もたくさん住んでおり、サルや水とかげ、こうもり、くちばしの大きなサイチョウなどを見ることができる。かしこいサルは部屋をノックしてドアを開けさせ食べ物を狙ってくるそうなので注意を。この自然を楽しめるアクティビティーも毎日開催されている。ヨガやジャングルウォーク、カヤック、水上スキー、ウェイクボード、セーリング、ゴルフなどロビーで申し込める。

施設の集まっている島の東側の海岸ではウニがいるので泳げないが、海を眺めながら泳げるプールがある。一方島の西側にあるエメラルドベイビーチは、鮮やかなグリーン色の海で、夕日が沈むまでのんびりと海水浴を楽しむこともできる。このビーチには、チャップマンズバー(Chanpman's Bar at Emerald Bay)というバーがあり、ランチやイブニングカクテルが楽しめる。また、ビーチでのプライベートダイニングとして、事前予約1日1組限定でディナーを楽しむことができる、

島内にはいくつものレストランがあり、朝食は、フィーストヴィレッジ(Feast Village)で、ブッフェスタイルを楽しめる。昼食、夕食については、他に、マレー、ウェスタン、アジア、中華、イタリアンなど各種揃っており、また夜にはラウンジ、バーもある。他に1日3組限定のThe Straitsでは、プライベートダイニングブースで海を見ながら食事を楽しめる。

このリゾートでのおすすめは、やはり人気のスパヴィレッジ(Spa Village)。ここでは、それぞれの施術ごとに専用の建物が建っており、まさに村のようになっている。スパでは80分間のマッサージを行う前に、45分程の他の施術も含まれていてとてもお得だ。最初に受付でジュースと冷たいおしぼりを頂き、バティックに着替え花が浮いた足湯で足をマッサージしてもらう。その後お茶を飲んで休憩した後、バスハウスエクスペリエンスがある。冷たいお風呂とシャワーを浴び、次は日本式の建物の中で体を洗った後に露天風呂に浸かる。ここでゆっくり寛いだ後、上海スクラブで体を洗ってもらう建物へ。乾いたバティックに着替えてから、自分専用のコテージでマッサージを行う。まるでホテルの一室のような部屋でうけるマッサージはとてもリラックスできる。

スパで受けることができるマッサージの種類はとても豊富。マレー式をはじめ、アーユルヴェーダ、中国式、スウェーデン式やアロママッサージなどから選ぶことができる。マレー式のスパトリートメントは、好きな香りのオイルを選んで行うオイルマッサージ。親指の付け根を使って強めで押し上げるように全身マッサージをしてもらうので、指圧のように強くマッサージしてもらうのが好きな人におすすめだ。マッサージが終わったあとは、お茶を頂いて終了する。スパには専用のプールもあるので、施術前にスパヴィレッジを訪れて長時間のんびりするのもお勧めだ。

このパンコール・ラウト・リゾートに宿泊する旅行プランは、マレーシア政府観光局でも紹介されている。また、こちらの旅でモデルとなっているインスタグラマーの山下菜々美さんとSaito Arisaさんのインスタグラムでも旅の様子が紹介されている。

タイ国際航空を使って日本からマレーシアへ向かうには、タイの首都バンコクで乗り継ぐ。福岡空港からは毎日バンコクへ向けて就航しており「smooth as silk(絹のようになめらか)」というキャッチフレーズの通り、空港での乗り換えがスムーズにできるよう必要乗り継ぎ時間は、タイ国際航空便同士を使用した場合は55分と設定されている。マレーシアの首都クアラルンプールへの乗り継ぎは、1〜2時間弱で乗り継ぎができとても便利だ。【ウォーカープラス編集部/千束】