男性の育児休暇ってぶっちゃけどう? 同性のから見たリアルな本音

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イクメンという言葉が生まれ、社会にもだいぶ浸透しているようです。育児休暇は女性だけのものではなく、まだまだ少数ではありますが男性も取得できる環境があります。しかし、男性の育児休暇に対して、みなさんはどのように考えているのでしょうか? 男性に聞いてみました。

■男性の育休賛成!

・「ダメな理由がわかりません。まわりが支援してあげたらいい。ただし、取る方も感謝の気持ちを忘れず、連絡がすぐ取れるようにして」(37歳/機械・精密機器/営業職)

・「男も一緒に子供を育てていくものだと思うからいいことだと思う」(37歳/小売店/販売職・サービス系)

・「人生の経験として育児をすることは悪くない」(29歳/機械・精密機器/技術職)

・「夫婦共働きで、男性以上に育児休暇が取りにくいところに勤めている女性も少なからずいると思うので、取るのには、賛成だと思います」(26歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

男性が育休をとることにほとんどが賛成という結果でした。男性も育児に積極的に参加するべきという声が多く聞かれました。取りづらい職場の雰囲気や業務調整などあるが、社会全体で理解が深まり、育児休暇が不自由なく取れる環境が整ってほしいという建設的な意見もありました。

■賛成だけど自分は取れない

・「男性が育児休暇をとること自体はあまり前向きに受け取られていないと思う」(32歳/金融・証券/専門職)

・「収入面で不安定になりそうな感じがします。もちろん、育児は大事ですが、日本古来の文化を尊重します」(38歳/学校・教育関連/専門職)

・「協力的で好感が持てるが、社内の理解を得られるかだと思う」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「いいと思うけれど、自分はとらない。出世に響きそうだし、まだ職場がそういう雰囲気ではないから」(33歳/学校・教育関連/専門職)

男性の育休自体は賛成だけど、自分の職場は取れそうもないという現実的な意見です。アンケートに答えてくれた20代から30代の世代には理解が得られても、上司の世代になると難しいのでしょう。社会全体でもまだまだ取りやすい環境とはいえません。

■男性に育休は必要ない

・「あり得ない。男性が子供を産むわけではないので」(33歳/電機/技術職)

・「男性が育児休暇を取るなんて必要ない」(23歳/その他/その他)

・「育児休暇を取らなくても育児はできると思う、夫婦ともに社会活動から離れるのは違うと思う」(35歳/医薬品・化粧品 /販売職・サービス系)

・「勇気のいることで、とることは不可能に近いと思う」(33歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

男性に協力できることは限られているので、何も休みを取る必要はないという意見も少数ですがありました。育児をすることに反対な訳では無さそうです。取れるような企業に勤めていることが、そもそもうらやましいという声もありました。

■まとめ

育児休暇に対する理解は、この年代では思った以上に理解されていました。また、妻任せにしないで自分も育児に参加すべきだとも思っている男性も多くいました。ただ、取りたいという希望はあるものの、現実的に取れるかというと、まだまだそのような環境にはないようです。男性も積極的に育児に参加できる時代になってほしいですね。

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2016年8月にWebアンケート。有効回答数100件(22歳〜39歳の働く女性)

(フォルサ/岩崎弘美)