革靴もバッグも!モノづくりの楽しさを体感できる「浅草エーラウンド2015」

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レザーを中心としたモノづくりの街として、140年の歴史を持つ浅草。この街で、職人さんやアーティストたちが集まって、モノづくりの楽しさを教えてくれるイベントが開催されるとか。地元のカフェや商店も参加して限定販売のグッズなども用意しているというから、街を挙げてのにぎわいが楽しめそう。

2015年10月30日(金)から11月1日(日)まで、浅草地域一帯で「浅草エーラウンド2015」が開催。「エーラウンド」は、浅草(ASAKUSA)のAと、フランス語で職人を意味する「ARTISAN(アルチザン)」のAを、ぐるっと回って(ROUND)楽しむことから付けられたもの。
開催期間中の3日間は、その名の通り、浅草・奥浅草地域一帯の職人さんや工場などを巡って、「つくり手」と語り合ったり、モノづくりの体験などができる。参加企業の入り口には、目印として革のフラッグが付いているので、これを目指して行けば、モノづくりの現場を好きなだけ見て歩くことができるというわけ。

「普段愛用している靴やバッグがどんな場所で、丁寧に作り上げられているのかを間近で見ることができます。また、自分だけのオリジナルアイテムを作れるワークショップや、商店街でのライブなど、150以上のイベントを予定しています」と、広報担当の小島さん。

2013年から毎年5月と10月に開催している同イベントは、クラフト好きにも人気が高く、2014年には3日間で1万7000人が訪れているそう。


毎回人気なのは、地域のガイドさんと一緒にモノづくり企業の工場などを巡る「まち歩きツアー」と、工房でオリジナルの革小物を作れる「クラフトラリー」。今回は7つのコースがあって合計11回の講座を開催するとか。いずれの講座も有料(参加費1000円〜)で、事前にメールでの申し込みが必要。

「各クラス定員5〜10名なので、しっかり学んでいただくことができます。特にオススメなのは、普段は見られないメーカーの製造工程などが見学できるコース『浅草の靴ができるまで』です。浅草のモノづくりの歴史と、革靴が出来上がるまでの工程を楽しめます」(同)

こちらは2コースがあって、10月30日(金)10時からの「浅草の靴ができるまで・ぐるっとロングコース」(参加費2000円:ランチ休憩・軽食付き)では、5時間かけて全10ヵ所の工場や工房を訪問予定。10月31日(土)10時からの「浅草の靴ができるまで・体感コース」(参加費1000円)では、3時間で5ヵ所を回る。

また、オリジナル革小物を作る「クラフトラリー」では、10月31日(土)10時からの「マイポーチ作成ツアー」(参加費1500円、パーツ代別)や、11月1日(日)11時からの「ブックカバー作成ツアー」(参加費500円、材料代別)が人気とか。5月にはすべて満員御礼となったそうなので、参加を希望するのなら、公式HPから早めにメールで予約を。

期間中各日の9時30分からと12時30分からの2コースを予定している「あなたもシューズクリエイター」(参加費21384円:材料費・講習費および発送費込み)は、人気が高くて追加募集の機会を設けたとか。気になる人は10月27日(火)までに応募して。


伝統的な「革」のイメージを覆すような斬新な作品展示を楽しめるのも、このイベントの醍醐味。例えば、隅田公園リバーサイドギャラリーでは、3日間限定の博物館として「TOKYO LEATHER & CRAFT MUSEUM(東京 レザーアンドクラフト ミュージアム)」を初開催。江戸時代から浅草の革の歴史について知ることができるほか、レザーアートの展示や販売、実際の革職人による制作実演や約100枚におよぶ一枚革の展示もあるそう。

また、浅草の革製品製造会社と気鋭のデザイナー4組がコラボして、新しいレザーの可能性をめざす企画「TOKYO L(トウキョー エル)」が、このイベントに合わせて開発した新商品をお披露目するコーナーも。今年は世界でも注目を浴びているデザイン会社「アッシュコンセプト」をディレクターに迎えているとか。デザイナーの新しいセンスと職人の技術が組み合わさってどんなコラボ作品が誕生するのか、気になるところ。


さらに、「南千住駅」から徒歩約8分の、約600mのアーケードがある「いろは会商店街」では、10月31日(土)に2組のアーティストと3組のDJが登場する「いろは会ミュージックフェスティバル」を開催。「EGO-WRAPPIN’(エゴラッピン)」など人気アーティストの出演するライブは、まず、商店街で3000円以上買うともらえる抽選券をゲットして。

このほか、浅草6丁目の聖天付近を歩行者天国にして開催される屋外マーケット「浅の市」などもあって、この期間、浅草の街歩きがいつもよりぐんと楽しくなりそう。手作りやDIYが気になる女子は、足を運んで。