仕事の合間のスマホゲームは仕事に良い影響を与える

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電車でも、カフェでも、待ち時間や休憩時間にも……スマホは暇つぶしやちょっとした空き時間に大活躍する相棒です。

でも年配の人から見ると、どこででもスマホをいじっている人を見ると「最近の人はスマホばかりいじって……」とつい言ってしまいたくなるようです。

このようにスマホは便利である一方、いじりすぎると批判の対象になってしまう微妙な立ち位置にあるのです。

しかしそんな立ち位置をもっとポジティブに変えてしまうような研究がアメリカカンザス州立大学で行われました。

カンザス州立大学の博士課程の学生が、いろいろな職業の人たち約70人のスマホの使用状況を調査しました。ひとりひとりが持っているスマホにアプリをインストールして、休憩時間などでどれくらいスマホを触っているのかを調査したのです。

調査の結果、被験者たちは仕事をしている8時間の間平均22分スマホに触れていることがわかりました。

驚きなのは、休憩時間やちょっとした合間にスマホを使っている時間が長ければ長いほど、仕事の生産性もアップしていたという点です。普通スマホばかりいじっている人は仕事をさぼっていたり、スマホ依存症になっていると考えられることも多いのですが、こまめにいじっている人はこまめにリフレッシュしているとも言えるそうです。

そのためリフレッシュができれば当然、その後の仕事に良い影響を与えられるようになります。

スマホでゲームなどをするのは、決して悪いことばかりではなかったのですね。時と場所を考えて上手にリフレッシュして、仕事の効率を高めたいものですね。

Taking a short smartphone break improves employee well-being, research finds
http://www.k-state.edu/media/newsreleases/jul14/smartphone7714.html