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東京の街全体がデザインの新たな可能性の発見の場となる「タイドエクステンション」。東京ミッドタウンを軸として開催される「DESIGNTIDE TOKYO 2011」の一環であるこのイベント期間中は、ショップやギャラリーといった場所がプロダクト発表の舞台となる。なかでも、ひときわ魅力を放っているのが、伊勢丹新宿店にて展開される「LOVE COMMUNICATION」シリーズだ。

以前veritaでも紹介した「LOVE CHAIR COLLECTION WITH HIRAMEKI DESIGN × FINLAND」に続き展開されるのは、ミナ ペルホネンとリチャード ジノリのアートディレクターであるパオラ・ナヴォーネが特別にコラボレーションしたアイテム。今回のコラボレーションにおいてパオラ・ナヴォーネがイメージしたのは、「あらたな出会い」の創造だという。ミナ ペルホネンの世界に出会うように、既にこの世に存在する全てのモノとまだ線でしかないアイディアの対話を試みたと彼女は語る。
6つのシリーズからなる本コレクションは、最初にミナ ペルホネンが“LOVE COMMUNICATION”をテーマに沸き上がったデザインアイディアをパオラ・ナヴォーネにリレーし、そのアイディアを彼女が自由に料理して完成させたものとなる。ミナ ペルホネンが最初にひらめいたものは顔と顔が重なりあったハートのモチーフ。これをナヴォーネが大きな転写シートにデザインし、自由に切り取りながら載せることで、器ひとつひとつ異なる<ちぎり絵>を完成させたのが「strappo−ちぎる−」だ。このほかにもミナ ペルホネンのさまざまな表現を、ナヴォーネが器へと巧みに昇華している。



ミナ ペルホネンが描いた愛らしいスマイルが顔を覗かせるprova primaや、様々な真っ赤なハートモチーフで<あふれる愛><いっぱいの愛>を表現したsan valentino。その他minaと呼ばれるシリーズは、ミナ ペルホネンのアイコンともいうべき、チョウチョの羽部分がハートにも見える<愛の羽>、そしてハートがぐるぐる<まわり道>。使うのがもったいないくらいにキュートな、ミナ ペルホネンとパオラ・ナヴォーネが描く様々な形の愛のセット。あなたならどのデザインを選ぶ?

(photo:Satoshi Yamaguchi 、Styling:Fumiko Sakuhara)

プレート 2,100円〜、スクエアプレート 7,350円〜、大皿 15,750円〜、シェル 3,150円〜、マグカップ5,250円〜、カップ&ソーサー5,250円〜、マルチボール5,250円〜、ティーポット 21,000円、他

RICHARD GINORI
LOVE COMMUNICATION
paola navone & mina perhonen
会期:11月2日(水)〜8日(火)
会場:伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ

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