声を殺して泣いた夜


▶▶この作品を最初から読む

0歳の時、祖父母ほど年の離れた夫婦の里子になり、深い愛を受けつつも「自分だけ苗字が違う」という寂しさを抱えていたサチヨさん。ある日、ずっと会いたかった実母からの1本の電話で事態は急変します。

「一緒に暮らさない?」憧れの“本当のお母さん”との夢のような生活…のはずが、彼女を待っていたのは想像を絶する過酷な日々でした。

生みの親、育ての親、そして養護施設--。揺れ動く環境のなかで傷つきながらも、本当の自分の居場所を探し、未来を切り拓いていった女性のリアルな葛藤を描く実話コミックエッセイをお送りします。

※この記事には、親から虐待されるなど、過激な描写が含まれています。当時の実態や著者の意図を尊重してそのまま配信しますが、閲覧にはご注意ください。

※本記事は米田幸代(原案)、いよかん(漫画)著の書籍『私の人生を食べる母』から一部抜粋・編集しました。

行ってきます!


学校…


家事やらなきゃ…


帰りたくないな…


お母さんに怒られる


ゴシゴシ…


こんなことも出来ないの!?


やり直せ!!


ズルばかりする子だね!!


疲れた…




痛っっ


寝ていたら…


スッ


パタン…


頭踏まれた…?


…っっ


お母さんに聞こえちゃう


助けになってないから


私の居場所なんて


会いたいよ…


でも施設なんて…


ドラマの影響で


今の生活の方がきっとマシだ…


ちょっと我慢すればいいだけ


学校でも家でも


我慢すればいいだけ…


原案=米田幸代、漫画=いよかん/『私の人生を食べる母』