食卓にすわる前に水を一杯etc. 自動的にやせる習慣をつけて、2度と失敗しない“科学的なダイエット”
と、失敗前提で進められていくのは、『科学的に実証された 超ダイエット習慣大全』(共著:堀田秀吾・木島豪、2026年7月、Gakken)です(〈 〉は同書からの引用、以下同)。
著者は、明治大学教授(言語学)で「習慣化」についてベストセラーを連発している堀田秀吾氏と、美容・健康に深い知見がある医師(循環器専門医、内科認定医)の木島豪氏。このタッグが解明したのは、「意志よりも習慣化が勝つ」という事実でした。
◆現代社会は「太るように」設計されている
正直、ダイエットに成功した人は少数ではないでしょうか。挫折、リバウンド、失敗。新たなダイエット方法を試しては無駄になる。でもそれは、〈あなたの意志が弱いからではありません〉と本書。まず〈現代社会は「太るように」設計されている〉からです。
テレビやSNSではおいしそうな情報を垂れ流し、コンビニに行けば新商品が陳列され、自然と食欲が湧くように仕向けられています。加えて仕事はデスクワーク中心、移動には車や電車、エレベーターやエスカレーター。これで痩せろというほうが無理。さらにダイエット=我慢というのが、そもそもの間違いなのです。
大切なのは、継続できて「自動的にやせる」仕組みを作ること。本書から、さっそくいくつか抜粋しますね。
◆1日わずか100kcalのズレが未来を大きく変える
今日くらいはいいよね、という小さな油断と、今日からドリンクだけ変えてみようかな、という小さな進歩。本書では、この小さなきっかけが大きな差を生むと伝えています。
〈1日わずか100kcalのズレが未来を大きく変える〉
100kcalというと、加糖缶コーヒー1本、砂糖入り炭酸飲料コップ1杯、ビスケット2~3枚です。たかがそれだけ、と思うかもしれません。しかし〈1日100kcalのエネルギーバランスを改善するだけで、成人の90%の体重増加を防止できる〉と予測されていると知ったら、いかがでしょうか。
例えば、冷蔵庫の加糖飲料を1本だけ水かお茶に変えてみてください。最初は物足りないかもしれませんが、冷蔵庫に水・お茶しかない、となると考える間もなく手が伸びて、やがて生活に組み込まれていくはずです。
◆がまんするより、「それを家に置かない」
チョコレートやドーナツ。どうしてもやめられない食べ物ってありますよね。本書いわく〈やめたくてもやめられないという感覚は、意思の弱さの証拠ではなく、脳の特性を反映している可能性がある〉。特に高脂肪・高糖質の食品を口にしたとき、ドーパミンなどの快楽物質が放出され、さらに食べたくなる、という構造です。
