情報収集


▶▶この作品を最初から読む

「親が行動しないと子どもに普通の幸せを与えられない」…。

息子に対し、行き過ぎた愛情と考えに取り憑かれた母の行く末は?

土井家の長男・こうたは、未熟児として生まれ、体が弱く自己主張もあまりしないタイプ。そんな息子に対して「特別じゃなくても普通の幸せをつかんでほしい」と願う母のくるみは、とあるきっかけで息子が小学校内でクラスメイトから下に見られがちなことを知ってしまいます。

そんな矢先、ママ友に振られた話題からこうたの中学受験を決意。受験勉強を頑張る息子のために様々な情報を仕入れてきますが、その思いが我が子を、そして家族を次第に追い詰めていき…。

母の「子どものため」という思いが、本当は子どもを傷つけてしまっていたとしたら?

親子の関係性における葛藤を描いたエピソードをお送りします。

※本記事はしろやぎ秋吾著の書籍『すべては子どものためだと思ってた』から一部抜粋・編集しました。

登場人物


■私にできること

5年生 4月


もーサイアク


それだけじゃないよ


全然怒んないの


公立の学校なんてそういうものだ


目的があるからがんばれる


そっちでうまくやれればいい


家で勉強


新記録


コツを教えてもらったんだ


次のクラス分けで


私はスケジュール管理して


みんなどうしてるんだろう…


上位のは一応そろえとくか…


私にできるのは情報収集だ


著=しろやぎ秋吾/『すべては子どものためだと思ってた』