「なぜかお金が貯まらない家」は冷蔵庫の中身でわかる。部屋の片づけで「200万円の損をまぬがれた人も」
〈キッチンを一目見れば、その家が「お金の貯まる家」か「貯まらない家」かがわかります〉と本書。油まみれの調味料が多数並び、同じような調理器具やフライパンがごちゃごちゃにかけてあり、油や飲料のストックが床に放置。
使用しているのは一部だけなのに、日常を取り崩す不安が拭えないのかもしれません。「そういえば使っていない」ものを、何かひとつ手放せば、「貯まる家」への第一歩になるはずなのです。
①買物に行く頻度が高い
②1人で管理できない
③旅先で買ってきてしまう
④“丁寧な暮らし”に憧れすぎている
意外なのが④です。手作りパンやフレッシュなスムージーといった、健康的な食生活を目指すのは素敵なこと。でも、ホームベーカリーやジューサーを買ったものの、使ったのは数回だけという苦い結果に。
無駄金を使った失敗を認めるのは怖いものですが、それって単純に、ライフスタイルに合わなかっただけ。今の自分にちょうどいい暮らしに整えていけばいいのです。
◆冷蔵庫にこれがあると月2~3万円損してるかも
生活必需品である冷蔵庫。必要なものだから保存している…という思い込みをいったん捨ててみましょう。なぜなら〈冷蔵庫をスッキリ片づけただけで、「月2~3万円は食費がダウンしました!」〉との報告もあるからです。
片づかない冷蔵庫にあるものは、以下のとおり。
①とりあえずの「つくりおき」
②使いかけの調味料
③ダイエット食品や美容食品
④飲みかけのペットボトル
一見して、やっぱり全部必要では? と思いますよね。大切なのは定期的に冷蔵庫を見なおすこと。
〈中身を総点検する→今ある食材を使い切る→買い物に行く〉という3ステップを踏めば、冷蔵庫がパンパンになるのを防げますし、自分の癖が見えてきます。
たとえば〈何度か腐らせたり、捨てたりしたものは「見つけたら好きで買うけれど、自分はこれを結局使わないんだ。自分の暮らしには必要のないものなんだ」ということを受け入れてみて下さい〉。
改善点がわかれば、無駄な支出の繰り返しを減らせるのです。
◆部屋を片づけると、自分が見えてくる
〈片づけは最高のセルフコーチング〉と本書がいうように、今あるものを見つめていると、今の自分が見えてきます。
〈私はなぜ、これをずっと持っているのかな〉
もう使わない、と感じたら、それは過去との決別かもしれません。
片づけたいという欲求は、成長したい、という心の叫びなのだと、本書はやさしく教えてくれるのです。
<文/森美樹>
【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

