「仲良くしていたから信じたくなかったけど、どこか少しつじつまが合う気がしたんです…」

◆彼女を信じられなくなってしまい…

次のデッサン教室の後、サキさんは彼女をお茶に誘います。かまをかけるように「彼から聞きました」と話したサキさん。

「するとマイさんは顔をこわばらせていました。それから『デッサン教室で知り合ったのは本当に偶然だったの。でもあなたのインスタを見て彼の今の彼女だと気がついたけど、元カノだとは言いづらくて…。今まで言えなくてごめんね』って」

サキさんは、それが嘘か本当か分からなくなってしまいました。

「今までの彼女の言動を思い返すと、やっぱりそれとなく彼との仲を拗らせようとしていた気がするんです。それに…よく考えたら最初から私にすごくフレンドリーだったのは、彼女だと知っていて私に近づくためだったのかな…とかも思えてきて…」

純粋に仲良くなったと思っていたサキさんは、裏切られたような気持ちになってしまいました。

◆行動を探るようなメッセージが

それから楽しみにしていたデッサン教室への足取りも重くなってしまったサキさん。

「会うのが気まずくなってしまったので、マイさんには黙って、デッサン教室に通う曜日を変えました」

するとマイさんからは以前より頻繁にLINEがくるように。

LINEで色々探ってくるような感じなんです。『もしかして通う日を変えちゃったの?』とか行動を探られてるようなLINEが多くて…」

しばらくしてサキさんは、彼女のLINEもSNSもブロック。「一度裏切られてしまうと、なかなか信頼はできません。今度は純粋にお友達になれる人と出会いたいです」と話しています。
<文/まなたろう>

【まなたろう】
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きで資格を取得中。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。