「サムシング センスフル」は、isutaが見つけた“センスの光るモノ”をシェアするシリーズ。

想いのこもったコンセプト、こだわりの詰まった機能性、ひねりの効いたデザインなど、どこか“センスフル”な要素を感じるプロダクトを、ひとつずつご紹介していきます。

TOUMEIの「Circle」



お部屋の雰囲気をガラッと変えたいときに一役買ってくれるのが、意外と見落としがちな“照明”。

福岡のガラスウェアブランド「TOUMEI(トウメイ)」の「Circle」(税込3万4100円)は、空間をワンランクおしゃれな印象へ導く、まるでオブジェのようなペンダントライトです。



口金のサイズは『E26』で、ほとんどの一般的な電球に対応しています。

取り付け仕様は、『引掛シーリング』。もしおうちの天井がこのタイプでない場合は、専用のアダプタなどが必要になるので、事前の確認をお忘れなく。

チェック柄ガラスの正体は、日頃よく見るアレなんです



サイズ違いのガラスが重なった、他になかなか類を見ない、珍しいデザインのランプシェード。

大きなクリアガラスの中には、針金が格子状に張り巡らされています。実はこれ、窓や非常口などによく使われる、網入りの強化ガラス。

普段から目にしているはずの日用品や設備も、こんなふうに新しくデザインに落とし込まれると、全く別物に見えてくるから不思議です。



材料の板ガラスを割る際は、まずペン型のガラスカッターで表面に傷をつけてから、専用のペンチのような道具で力を加え、傷に沿って割っていくそう。

円形にカットする場合は、サークルカッターを使って円状の傷をつけるんだとか。その後、両面からガラスを軽く叩いて均一なヒビを入れ、きれいに割れやすくするといいます。

慎重さが要求される、繊細な作業です。

コードの長さが選べるのもうれしいポイント



シェードのサイズは直径23cm。厚みは1cmほどで、コードの長さは30cm/50cm/100cm/その他(+3000円)から選択可能です。

『その他』を選ぶ場合は、注文時の備考欄に好きな長さを+10cm単位で入力すればOK。短めならさりげなく、長めにすれば存在感が出て、また全然違った印象に感じられるはずですよ。

ブランドによると、小ぶりな電球を取り付けて、小さな空間で使うのがおすすめとのこと。例えば玄関に設置すれば、帰宅したその瞬間から小さく気分が上がりそうです。

レトロモダンな色合いがとってもチャーミング



形はあくまでシンプルながら、注目すべきはそのチャーミングなカラーリング。

イエロー・レッド・グリーンのビビッドな色使いが目を惹きます。どこかレトロな雰囲気も、モダンな雰囲気も併せ持っていて、北欧風のインテリアにも、ミッドセンチュリーな内装にも、はたまた和室にもよくマッチしそう。

より一層洗練されたスタイルがお好みなら、全て無色透明でデザインされた「Circle clear」(税込3万4100円)もおすすめです。どちらを選ぶかとことん悩む覚悟で、ぜひ併せてチェックしてみて。

インテリアのマンネリを感じはじめたら、思い切って“照明”をチェンジしない?



「Circle」をはじめ、TOUMEIで展開している照明は全て受注生産。

詳しい納期は注文時に教えてもらえるそうですが、目安としておよそ2週間〜1カ月ほどかかるみたい。

待ち時間も加味して、ビビッときたら早めにオーダーするのがおすすめですよ!

TOUMEI「Circle」


 


About「TOUMEI(トウメイ)」
2016年にガラス作家の郄橋漠さんと和田朋子さんが立ち上げた、福岡・宗像(むなかた)を拠点とするガラスウェアブランド。
日常使いできる花器やグラス、照明などを、ひとつひとつハンドメイドで製作しています。

ガラス製品のほとんどは、中心が空洞になっている竿にガラスを巻き取って空気を吹き込み、手早く成形して竿から外す、“宙吹き”という技法で製作。また、福岡で約100年にわたり受け継がれてきた“色ガラス”の技術をもとにした、独自の調合による発色も魅力の1つです。

工房で丁寧に作り上げられたプロダクトの数々は、どれも手仕事ならではの温かさと、透明なガラスの持つ涼やかさを兼ね備えたものばかり。
中には廃棄のガラスをアップサイクルしたものや、花器の写真を大胆にプリントしたトートバッグなど、ユニークな製品もラインアップしています。

商品は公式オンラインストアの他、全国のセレクトショップなどで販売中。さらに年1〜2回ほど宗像のスタジオにて開催される、お得なガレージセールも見逃せません。