【惑星から見る12月の運勢】スタートの運気に満ちる1カ月 2022年へ向けての準備を進めよう!
――太陽が昼と夜を決め、月が潮の満ち引きを決めるように、普段意識していない天体・惑星も私たちに影響を与えています。さて、惑星たちは一体どういうパワーを私たちに投げかけてくるのでしょうか? 惑星予報で1カ月の動きを知り、星のパワーを上手に使っていきましょう!
■12月の惑星予報
『開放的な始まり』のち『やわらかな癒やしの時間へ』
★12月の注目DAY★
(1)4日……射手座で皆既日食新月 世界的な転換点に
(2)22日……冬至 太陽が新たに生まれる「復活の日」
(3)29日……木星が魚座に移動 愛と癒やしに包まれる
■12月の主な惑星の動き
12月は射手座で太陽と水星が重なった状態からスタートします。開放感があり、楽しいことへの興味や行動力なども活発化しそうな暗示。月明け早々の1日には、海王星の逆行が終了することもあり、夢が拡大しやすいときになるでしょう。
そして今月は、大きな運気の転換点、しかも「始まり」のエネルギーをもつヒットポイントが立て続けに起こります。現代の暦においては「年末」という終わりの時期ですが、スタートの力を感じさせる星回りです。
では、その詳細を見ていきたいのですが、まずは月初に「皆既日食の新月」が起き、中旬すぎには1年の始まりを告げる意味を持つ「冬至」が起こります。そして年末差し迫った12月29日には、年運を司る星・木星の移動が控えている状態です。
拡大・発展の運気をもつ木星は、基本的に毎年ひとつ星座を動くため、「〇〇座は12年に一度の幸運期」などと雑誌等で書かれたりしますが、今年木星が入る星座は魚座です。木星は魚座の旧守護星でもあるため、木星のおおらかな拡大パワーが本領発揮されそうな暗示。さらには、魚座の現在の守護星である海王星も同座しており、新旧守護星がオウンサイン(本来の居場所)に揃うという、パワフルな状態です。厳しい運気が続いていた昨今の状態が、どこか混沌としたままでも安堵できるような、おだやかな雰囲気に変わっていくことが期待できるでしょう。
皆既日食新月、冬至、木星移動。いずれの星回りも大きな運気の転換点を担う特徴的なものです。今月は年始を先取りするような気持ちで、新しい始まりを意識していくとよい1カ月です。
★注目DAYはこう過ごそう
・(1)12/4……新しい夢や理想を思い描いて
射手座で皆既日食の新月が起こります。食が起こるときの新月は、通常の新月よりも切り替えやスタートの力が強いときですが、その中でも、部分日食よりも皆既日食のほうがパワーが強くなります。残念ながら日本からは観測できない日食ですが、広い視野を司る射手座での皆既月食新月は、世界的な運気の転換点となりそう。理想とする社会の在り方や、精神性、社会システムなどに、新たな変化や気づきが起こるかもしれません。個人レベルでも、自分自身の新しい目標を設定することを考えてみてください。
・(2)12/22……新年のための手放しと浄化を始めよう
太陽が山羊座0度に達し、冬至となります。冬至は1年の中で一番昼の時間が短いとされる日。陰陽の「陰」が極まって、「陽」に転じる日でもあります。この日を境にまた昼の時間が長くなっていく冬至は、古来よりおめでたい日とされてきました。欧米では、この日から2週間のお祝いに入る国もあるほどで、クリスマスやお正月の起源ともなっています。言うなれば、冬至は「太陽の復活」の日。新年(元日)と同レベルかそれ以上の、新しい始まりを意識してすごすとよいでしょう。年末大掃除もこの日からスタートするとよさそうです。ゆず湯に入って疲れを取るなど、自分自身のケアも忘れずに。
・(3)12/29……やわらかな癒やしの力を受け取って
木星が水瓶座から魚座に移動します。木星は年運を司る「拡大と発展」の力を持つ幸運の星。基本的には1年に一度、星座を移動するので、そこから1年間の運気や流行、社会的なムードなどを司ると言われています。2021年は、木星が逆行するタイミングの関係で、水瓶座〜魚座間を行きつ戻りつする時期がありましたが、この2021年12月29日から本格的に魚座木星期が始まります。癒やしや奉仕、芸術やイマジネーションを使うものなどに幸運のエネルギーが注がれやすくなるでしょう。合理性や社会性ばかりではない、共感や愛情、想像力やスピリチュアリティなど、やわらかな感性を大切にすることを意識してみて。
新しい始まりのためには、仕舞い支度もとても大切です。特に魚座木星期は深層心理の癒やしなどが効果的になる1年。今年の12月は、家や仕事場の大掃除だけではなく、自分の心身のデトックスや不要な思い込みなどの手放しも進めていきましょう!
(永沢蜜羽)※画像出典/shutterstock