ディオール、モード激動時代への回帰【2018-19秋冬ウィメンズ】
今シーズンは1960年代の社会的ムーヴメントとなった概念「ユースクエイク(Youthquake)」をキーワードに、ディオールらしいクチュールテイストと繊細な手作業を散りばめて、今まで以上に若々しいディオール像を描いて見せた。
しかし、社会運動にまつわる堅苦しさは無く、ヒッピーカルチャーやフラワーチルドレンを彷彿とさせる色鮮やかなフラワーモチーフやパッチワークを用いて、ハッピーでポップな印象にまとめている。特にパッチワークは今シーズンのキーモチーフで、新しいプリントとしての位置付け。アイコンである「バー」ジャケットにオーガンザのスカートをコーディネートしたり、エスニックテイストの刺繍を配したりで、マリア・グラツィア・キウリらしさも健在だ。
各アイテムの持ち味を凝縮させたような華やかなバッグは、ビーズと色糸で隙間無く刺繍されてゴージャスさを極めている。また90年代半ばに大ヒットしたサドルバッグも復活。変わらず、アクセサリーからも目が離せない。

