セファランチンの育毛効果と副作用について

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セファランチンという名前はあまり聞いたことが無い人も多いのではないでしょうか。
セファランチンは、育毛効果が期待できるといわれている成分なのです!
今回はそんなセファランチンの育毛効果について解説します。

セファランチンとは

セファランチンはもともと植物由来の成分で、タマサキツヅラフジという植物から抽出されます。
特定の効能を狙って製品加工され、内服薬や外用薬の形で利用されます。
抗アレルギー作用や血液幹細胞増加作用があり、全身性の疾患ではアレルギー疾患や白血球が減少する疾患などに利用されます。

もう一つ、血管の拡張作用があることから薄毛治療にも利用されることがあり、一般の皮膚科などで処方されることがあります。
内服薬は医師の処方が必要なのでドラッグストアで購入することはできません。

セファランチンの効果と副作用とは

薄毛治療に対してセファランチンを利用する場合、薄毛の原因によっては効果が薄い場合もあります。
好んで利用されるのが円形脱毛症に対してです。
円形脱毛症はホルモンが関係しないので、フィナステリド製剤は効果がありません。

そこで血行促進効果のあるセファランチンを投与することで、脱毛部分の血行を促進して発毛を期待することができます。
外用薬として使用する場合は重篤な副作用はほとんどありませんが、内服薬の場合は食欲不振や胃部不快感、下痢など消化器系の異常、じんましんや発疹発赤など皮膚系のトラブルなどが起こる可能性があります。

セファランチンの取り入れ方と注意点

セファランチンは確かに血行促進作用があるので、育毛効果があるかないかと言われればあるのでしょうが、同じ血行促進作用のあるミノキシジルの方が効能としては優秀と言われています。
円形脱毛症に対しても、セファランチンよりもミノキシジルの方を優先して使用する医師もいます。

どちらかというと、セファランチンは薄毛の専門クリニックよりも一般の皮膚科で好まれるようです。
しかし、日本皮膚科学会の見解では、AGAに対するセファランチンの推奨度はC2(根拠がなく奨められない)になっているため、必ず効果が現れるという保障はないと思われます。
自身に合った方法で薄毛改善に努めましょう!